Supershipとビーコンコミュニケーションズが手を組む
Supership株式会社とビーコンコミュニケーションズ株式会社は、この度業務提携を発表し、共にデータマネジメントプラットフォーム「Publicis DMP」の提供を開始しました。この提携は、プライバシー保護の重要性が増す中での新たな戦略として、多くの注目を集めています。
提携の背景と目的
最近、主要なブラウザにおいて、3rd Party Cookieの使用が制限されるという状況が続いています。これにより、従来のマーケティング手法が効果を失う中、企業は新たなデジタルマーケティング戦略を模索しています。特にAppleのSafariブラウザでは、すでに3rd Party Cookieがブロックされており、GoogleのChromeでも今後の方針が見直されています。この変化に対応するため、Cookieに依存しない持続可能なマーケティング手法が求められています。
Supershipとビーコンコミュニケーションズはこのような背景のもと、共同で「Publicis DMP」を導入しました。このプラットフォームは、Cookieの制限下でも効果的なマーケティング施策を提供します。Supershipは、高精度なキャリアデータを活用し、ビーコンコミュニケーションズは、グローバルな視点を持つ広告代理店としての強みを生かします。
Publicis DMPの特徴
「Publicis DMP」は、データ活用の新たな可能性を提供します。Supershipが保有する多様なデータソースを活用し、広告主は1st Party Dataをもとにしたマーケティング施策を進化させることが可能です。具体的には、ターゲットユーザーの行動を分析し、ニーズに合った広告を適切なタイミングで配信します。
さらに、データドリブンなマーケティングを一貫して実施することができ、広告配信のテスト結果を基に効果的な戦略を立案することも可能です。このように、データを最大限に活用することで、広告主のビジネスを支援し、さらなる成長へと導くことを目指します。
両社の代表コメント
提携内容について、ビーコンコミュニケーションズのCEO、ギャレス ムルライアン氏は「私たちの革新的な技術とSupershipのデータ戦略が結びつくことで、お客様に対してより一層高度な広告配信ソリューションを提供できることを誇りに思います」とコメントしています。
一方で、Supershipの代表取締役社長CEO、稲葉 真吾氏は「私たちが築いてきたデータ活用技術とビーコンコミュニケーションズの強力なネットワークを融合させることで、プライバシーを尊重しながらも持続可能なマーケティング提供が可能になると信じています」と述べています。
今後の展望
両社の提携がもたらす新たなデジタルマーケティングの潮流は、日本の市場において大きな変化をもたらすことが期待されています。プライバシーに配慮した新たなデータ戦略を通じて、クライアント企業の成長に貢献していくことを両社は目指しています。
この提携を機に、デジタルマーケティングの未来がどう変わっていくのか、期待が高まります。