シコー株式会社とユタカマテリアル社の共同出展
2025年6月11日から14日まで、タイ・バンコクで開催されるアジア最大級の加工・包装技術見本市「ProPak Asia 2025」への出展が、シコー株式会社とユタカマテリアル社の共同によって実現し、業界内で注目を集めています。シコー株式会社は大阪に本社を置く産業用包装紙材メーカーであり、ユタカマテリアル社はタイのバンコクに位置する日本系メーカーです。
展示会の概要
「ProPak Asia 2025」は、製造加工及び包装に関する国際トレードショーで、世界中の約42カ国から2,000社が出展予定です。両社の共同出展は、これまで築いてきた約10年にわたるパートナーシップを更に深める絶好の機会となります。
出展製品と見どころ
共同出展では、以下の2つの製品を中心に展示が行われます。
1.
粉漏れしないクリーンな両底袋
この袋は、クラフト紙と糊を用いたシンプルな素材構成ながら、適切な設計と工夫によって粉漏れを抑える特長を持っています。微粉末や流動性の高い原料を安全に包むことができ、クリーンな包装環境を実現します。
2.
アレンジバッグ
クラフト紙を利用したこの紙袋は、段ボールの代替としての役割を果たします。資材コストの節約とともに、環境への配慮も重視されています。各業界、特にトイレットロールやペットフードの包装に広く採用されており、持続可能な包装資材としての展望が期待されています。
シコーの海外市場へのアプローチ
シコー株式会社は、20年以上にわたりタイ市場への紙袋輸出を行っており、その卓越した品質で高い信頼を得ています。アメリカやブラジル、オーストラリアなど、世界各国への供給も進めつつ、さらなるブランド価値の創出を目指しています。
社長のコメント
代表取締役の白石忠臣氏は、海外取引の増加を目指しており、「ProPak Asia 2025」への出展は、その基盤を固めるための重要なステップだと語っています。ユタカマテリアル社とのパートナーシップを強みにし、日本の高品質な製品を世界に広めたいという意欲を示しています。
シコー株式会社について
シコーは、食品や化学品向けの包装資材を製造・販売しており、使いやすく環境にやさしい包装ソリューションを提供することを目指しています。公式ウェブサイト:
シコー株式会社
ユタカマテリアル社について
ユタカマテリアル社は、主に食品や化学品用途向けの両底袋を製造し、高品質な紙袋の供給に特化したメーカーです。15年以上の実績を持ち、そのノウハウを活かして製品開発を行っています。
最後に
「ProPak Asia 2025」では、シコーとユタカマテリアル社の協力による新たなアイデアと製品が、東南アジア市場の現場のニーズにフィットしたソリューションを提案することが期待されています。これにより、両社の市場での競争力が更に強化されることでしょう。