オートファジー研究で健康長寿社会の実現を目指す!株式会社AutoPhagyGOの挑戦
大阪大学発のスタートアップ、株式会社AutoPhagyGOは、オートファジー研究の成果を活かし、健康長寿社会の実現を目指しています。同社の取り組みは、Forbes JAPANにも取り上げられ、注目を集めています。
AutoPhagyGOは、細胞内のオートファジー機能を解析する技術を用いて、老化や病気のメカニズムを解明し、健康寿命を延ばすための新たな活用法を模索しています。2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授の研究成果を基に設立された同社は、オートファジー研究を主軸とした健康長寿に関する研究基盤の構築と研究開発の加速を目指しています。
今年度は、グローバル事業共創プログラム『AgeTechX』に採択され、沖縄県・沖縄バイオコミュニティを含む大企業との事業共創を開始しました。AgeTechXは、博報堂シニアビジネスフォースとスクラムスタジオが立ち上げたプログラムで、パートナー企業と国内外のスタートアップが協業し、「健康・長寿・人生100年時代」をテーマにエイジングの課題をテクノロジーで解決することを目指しています。
AutoPhagyGOは、AgeTechXにおける様々な企業との協業を通じて、実装化の更なる加速を目指しています。
資金調達面では、昨年秋に既存株主、新規投資家を引受先とした第三者割当増資にくわえ、日本政策金融公庫からの融資により総額約1.2億円の資金調達を実施しました。この資金は、研究開発の加速と人材育成に充当される予定です。
AutoPhagyGOは、数々の賞を受賞しており、その技術力と革新性が高く評価されています。「EY Winning Women 2021 」ファイナリスト選定、「バイオテックグランプリ2021」 Real Tech Fund 賞受賞、日本抗加齢協会主催2023年「第5 回ヘルスケアベンチャー大賞」学会賞受賞、2024年第11回「京信・地域の起業家アワード」優秀賞受賞など、その実績は目覚ましいものがあります。
AutoPhagyGOは、今後もオートファジー研究を推進し、健康長寿社会の実現に貢献していく予定です。同社の今後の動向に注目が集まります。