女性防災リーダー育成
2022-10-19 12:39:19
女性リーダー育成で高める地域防災力、2.2億円助成決定
地域の防災力を女性の力で高める
2022年に新たに始動した「女性のエンパワメントで高める地域の防災力リーダー育成事業助成プログラム」が注目を集めています。このプログラムは、日本各地の防災力向上を目指し、特に女性に焦点を当てたリーダー育成を推進するものです。危機管理における女性の重要な役割を認識し、先の東日本大震災での経験を活かした防災活動を促進します。
このプログラムでは、休眠預金を活用し、全国8府県で合計2.2億円の助成を行うことが決定されています。各府県ごとに異なる事業が実施され、女性リーダーの育成が進められます。助成対象となるリーダー育成プログラムには、座学だけでなく実地体験を取り入れたOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)も含まれています。どのように地域で防災活動を展開するかを、実際の現場で学ぶ機会を提供します。
女性の視点を地域に反映
このプログラムが特に重視しているのは、「女性の視点」を防災・減災に取り入れることです。多くの地域で防災意識が高まる中、女性たちがその活動の中心に立ち、意見を発信していくことが求められています。これにより、防災分野における多様性が確保され、よりしなやかで包括的な社会の実現を目指します。
支援対象となる各団体は、2年間にわたり女性のリーダーを育成し、地域での防災活動において円滑に活動できるよう、修了者に対するフォローアップも行います。過去の大規模自然災害の被災地を訪れることで、実際の災害時の課題やコミュニティの反応を学ぶ機会が設けられており、実践的なスキルを身につけることができます。
休眠預金を活用した新たな試み
休眠預金とは、長期間取引がない預金のことを指し、これを民間公益活動の資金として利用する制度が近年確立されています。この制度は、国や地方自治体が対応しきれない社会課題を解決するための重要な資金源となることを狙いとしています。地域創造基金さなぶりは、こうした資金を活用し、応用の効いた市民活動の支援を展開しています。
地域創造基金さなぶりの役割
公益財団法人地域創造基金さなぶりは、未曽有の東日本大震災を契機に設立され、復興支援や市民活動の支援を行うコミュニティ財団です。活動団体や地域のニーズに寄り添いながら、資金助成などを通じて地域社会の発展に寄与しています。これから約2年半、女性リーダーの育成進展を見守りながら、地域の防災力向上に寄与していく活動に期待が高まります。
このプログラムが、地域社会にどのような変化をもたらすのか、今後注目が集まることでしょう。多様性が重視される時代において、女性の力が防災の現場でも重要になることは間違いありません。今後の進展に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人地域創造基金さなぶり
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区大町1-2-23桜大町ビル602
- 電話番号
-
022-748-7283