移動歯科の試み
2026-02-10 14:35:47

無歯科地区の医療アクセスを改善する新しい試み、医療MaaSによる移動歯科が成功を収める

移動型歯科医療の実証実験が無歯科地区で開始



オーガイホールディングス株式会社は、2026年2月7日から8日にかけて、岡山県津山市で「移動する歯科医療×医療ツーリズム」の実証実験を行いました。この取り組みは、日本全国に約800もの無歯科地区が存在し、歯科医療にアクセスできない住民の健康問題を解決することを目的としています。今日の日本では、このような地域に住む人々が、歯科の治療を受けることができずにいる状況が長期化しており、その結果、様々な健康リスクが増大しています。

無歯科地区の現状



無歯科地域においては、う蝕や歯周病、義歯不適合といった問題が未治療のまま放置され、これが口腔衛生や栄養状態の低下、さらには誤嚥性肺炎や低栄養にまで影響を及ぼすことが指摘されています。また、従来の医療提供モデルでは、「患者が医療機関へ行く」という概念が一般的ですが、このプロジェクトはその逆を提案しています。つまり、医療の提供者が患者の元へ出向くことで、より多くの人々に適切な医療を届ける新しいアプローチを目指すのです。

実証実験の概要



実証実験は、宿泊施設として「クラフトホテルあば村」を利用し、医療MaaS車両「O-Gai」とともに実施されました。内容は、移動型歯科検診、最新のデジタル技術を活用した口腔内スキャン、さらに3Dプリンターを使用しての義歯製作を行いました。また、県内名産の津山牛を用いた咀嚼体験や温泉入浴も組み込まれ、医療行為にとどまらない、心身ともにリラックスできる体験が提供されました。

当日の流れ



DAY1: 診断と体験
体験者はまず医療MaaS車両に乗り込んで歯科の診断を受け、その後口腔内スキャンを行いました。従来の型取りの不便さを解消するため、最新技術を利用して短時間で高精度のデータが取得され、このデータを基に最適な義歯設計が行われました。その後、あば温泉で心身を癒し、夕食時には地元の特産物を楽しむというユニークなプログラムが企画され、特に家族の絆を深める素晴らしい機会となりました。

DAY2: 評価と意義
2日目には、装着後の義歯の効果を測定するため、痛みや違和感、咀嚼状態について詳細なヒアリングが行われました。また、地域住民に対する医療提供も行い、義歯に悩む住民が新たな医療を受けることで、その価値を実証しました。

成果と未来の展望



このプロジェクトを通じて、医療MaaS車両「O-Gai」は単なる移動手段ではなく、地域医療の革新を担う重要な要素となっています。特に、「噛める旅行」という新しい医療ツーリズムの形が注目され、地域住民の健康改善にも寄与できる可能性が示されました。

オーガイホールディングスの代表取締役社長・野田真一氏は、「この実証実験を通じ、医療が患者の元へ向かう新しいモデルを確立し、地域活性化に貢献していく」との思いを語っています。今後も、デジタル技術と医療の融合を進めることで、より多くの人々に質の高い医療サービスを提供できるよう努めていく予定です。


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会社情報

会社名
オーガイホールディングス株式会社
住所
大阪府堺市堺区大町西3-3-15
電話番号

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