東京都 海外企業 東京進出 金融機関

東京都は、海外企業とのネットワークや国際取引に関する豊富な知見を持つ金融機関と連携することで、海外企業を効果的に誘致し、中小企業との取引拡大や都内産業の振興につなげることを目指しています。

この目的を達成するため、東京都は昨年度から「金融機関等と連携した海外企業誘致促進事業」を実施しており、令和6年度の事業開始に伴い、海外企業の東京進出を支援する金融機関等の募集を開始しました。

本事業では、金融機関が応募時に、東京進出を支援する海外企業候補を6～10社程度提案します。東京都は審査を行い、連携金融機関を3社程度、そして東京進出を支援する海外企業を18社程度決定します。

選定された金融機関は、最長で令和8年度末まで、海外企業の東京進出をサポートする役割を担います。東京都は、海外企業の東京進出に係る経費の一部を補助し、金融機関にはその実績に基づいて成功報酬を支払います。

具体的には、海外企業への補助金は、最長令和8年度末までの合計額で上限1億円／社（補助率3分の2）が支給されます。また、金融機関への成功報酬は、支援対象企業の補助対象経費の3％（1件あたり上限2千万円）が支払われます。

東京都は、本事業を通じて、海外企業の東京進出を促進し、都内産業の活性化に貢献することを目指しています。
東京都は、本事業を通じて、海外企業の東京進出を促進し、都内産業の活性化に貢献することを目指しています。今後、金融機関との連携を強化することで、より多くの海外企業を東京に誘致し、都内経済の活性化に貢献していくことが期待されます。

また、本事業は、東京都が掲げる「未来の東京」戦略の一環として位置付けられており、戦略12「稼ぐ東京・イノベーション戦略」を推進する事業でもあります。

東京都は、今後も、海外企業誘致を積極的に推進することで、東京を国際的なビジネス拠点として発展させていくことを目指しています。