砕氷機能を持つ研
2023-07-28 14:10:02
日本初の砕氷機能搭載研究船、船名を一般公募!
日本初の砕氷機能を持った研究船の建造
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、2025年3月に進水予定の日本初となる砕氷機能を備えた北極域研究船の建造を進めています。この新しい研究船は、急激な環境変化が進行している北極域における科学的な探査活動を支える重要な役割を果たすことが期待されています。
北極域の環境変化とその影響
北極域の急激な環境変化は、経済活動や気候に大きな影響を与えています。また、その影響は日本を含めた全地球規模にも広がります。JAMSTECは、北極地域の課題を解決するために新たな研究船を建造し、科学的根拠に基づく貢献を目指しています。
この研究船は、国内外の研究者や技術者が共同して研究活動を進めるための国際的な研究プラットフォームとして利用されることを目的としています。具体的には、北極域の持続可能な開発と保全を促進し、次世代の人材育成に寄与することを目指しています。
一般公募による船名募集
船名を広く募集するため、2023年7月28日から10月20日までの期間に特設ウェブサイトを通じて応募を受け付けます。応募者には、JAMSTECオリジナルの「応援隊員認定証」が発行され、今後のイベントに参加できる特典があります。また、選考された名前の応募者には抽選で副賞としてJAMSTECオリジナルグッズがプレゼントされる仕組みです。
応募方法と選考基準
応募は特設ウェブサイト内の応募フォームから行えます。参加者には、砕氷機能を持つ研究船にふさわしい名称を考えていただくことが求められます。選考は、専門家の意見を基に行われ、最も適切な名称が決定されます。
候補に求められる要素
砕氷機能を搭載したこの船は、大気・気象・海洋・海氷に関する多様な観測が可能です。耐氷性能や航行性能も充実しており、デュアルフューエル機関を採用することで環境負荷の低減を図っています。また、充実した研究環境を整備するための多様な機器や設備が搭載されます。
北極域研究船の特徴
この研究船は、全長128メートル、幅23メートル、喫水8メートルで、最大99名が乗船可能です。砕氷能力は、平坦な1年氷を1.2メートルの厚さで砕氷することができ、ポーラークラス4に準じた耐氷性能を持っています。これにより、難しい環境下でも安全かつ効率的に航行することができる点が大きな魅力です。
まとめ
新しい北極域研究船は、急激な環境変化に対処するための貴重な資産となり、国際的な研究活動を促進するプラットフォームとなるでしょう。船名募集に参加することは、JAMSTECの活動を支援する一環として、また未来の研究活動に貢献する素晴らしい機会です。興味のある方は、ぜひ特設ウェブサイトをご覧の上、応募を検討してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
国立研究開発法人海洋研究開発機構
- 住所
- 神奈川県横須賀市夏島町2番地15
- 電話番号
-