日本DX大賞2025の審査員が決定
日本最大級のデジタルトランスフォーメーション(DX)コンテストについて、2025年の実行委員会が審査員を選定しました。今回は企業経営者や学識経験者、コンサルタント、行政経験者といった、様々な視点を持つ18名の専門家が集結。彼らはDXによる変革の実現度とその成果を多角的に評価し、優れた事例を見極めていきます。
各部門ごとの専門家による厳正な審査
今年の大会では、従来の評価基準に加え、サステナビリティから地域DXまで幅広い分野にわたる6つの専門部門に分かれて、審査チームが編成されました。各グループにはその道のエキスパートが揃い、個別の観点から厳しいチェックが行われます。以下に各部門の審査員をご紹介します。
サステナビリティトランスフォーメーション(SX)部門
- - 奥谷 孝司 氏:株式会社顧客時間共同CEO/オイシックス・ラ・大地専門役員
- - 八子 知礼 氏:株式会社INDUSTRIAL‑X 代表取締役
- - 吉高 まり 氏:一般社団法人バーチュデザイン 代表理事/東京大学客員教授
事業変革部門
- - 小野塚 征志 氏:株式会社ローランド・ベルガー パートナー
- - 前刀 禎明 氏:ディアワンダー株式会社代表取締役CEO
- - 鈴木 康弘 氏:株式会社デジタルシフトウェーブ 代表取締役社長
業務変革部門
- - 岩本 隆 氏:慶應義塾大学特任教授
- - 小柳 はじめ 氏:株式会社Augmentation Bridge 代表取締役
- - 志水 静香 氏:株式会社ファンリーシュ代表取締役 兼 CEO
地域DX部門
- - 正能 茉優 氏:株式会社ハピキラFACTORY代表取締役
- - 津田 佳明 氏:ANAホールディングス株式会社執行役員
- - 中尾 潤 氏:可処分時間ラボ共同代表
庁内DX部門
- - 日下 光 氏:一般社団法人Govtech協会代表理事
- - 谷畑 英吾 氏:滋賀県湖南市元市長
- - 中村 祥子 氏:伊豆市CIO補佐官
支援部門
- - 河﨑 幸徳 氏:経済産業省 商務情報政策局 情報技術促進課室長
- - 酒井 真弓 氏:ノンフィクションライター
- - 森本 淳志 氏:日本政策金融公庫 創業支援部 部長
評価基準の厳格さ
日本DX大賞2025では、単なるIT導入やデジタル化に制限されることなく、価値創造や組織変革を実現したプロジェクトに焦点を当てています。評価は以下の5つの基準に基づいて行われます。
- - 戦略性・ビジョン:課題認識からどのような戦略を立てたか
- - 変革力:従来の方法からどれだけ根本的に変化したか
- - 成果・インパクト:顧客や社会に与える新たな価値
- - 推進力:プロジェクト推進体制と人材育成の取り組み
- - 展開性・発展性:持続可能な仕組みの有無
応募受付とスケジュール
現在、全国の企業や自治体から革新的なDX事例を募集中で、応募締切は2025年4月25日です。一次審査を通過したファイナリストは、6月にプレゼンテーションを実施。その後、7月16日と17日に渋谷ストリームホールで表彰式が行われます。これに向けてオンライン説明会も予定されています。詳細は公式サイトを通じて確認できます。
開催概要
主催は一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会と、ノーコード推進協会、Re-Innovate Japan。後援として総務省や経済産業省、デジタル庁などが協力。メディアパートナーには複数の専門メディアも関与しています。これからのDX推進を加速させる取り組みが、全国的に注目を集めることとなるでしょう。
公式サイトでは応募方法やその他の詳細が案内されています。
日本DX大賞公式サイト