仏教とローマ文化
2025-12-26 12:38:33

ギリシア・ローマ文化の影響を受けた仏教の特集展示開催

2026年1月9日(金)から2月15日(日)の期間、龍谷大学の龍谷ミュージアムにて、特集展示「ギリシア・ローマ文化と仏教」が実施されます。この特集は、シリーズ展「仏教の思想と文化—インドから日本へ—」の一環として行われ、多様な文化的背景を持つ仏教の発展に焦点を当てています。

展示の舞台となるガンダーラ地域は、古代からギリシアやローマ、ペルシアの影響を受けており、仏教の美術表現にもその痕跡が見受けられます。そのため、今回の特集展示では、2世紀から5世紀にかけてのガンダーラや中央アジアにおける西方文化の影響を取り上げ、仏教の視点からどのようにそれらの文化が交わっていたのかを紹介します。

主な展示作品


特集展示では、以下のような注目の作品が展示されます。
  • - トリートーン像(ガンダーラ 2~3世紀、龍谷大学所蔵)
  • - アトラス像(ガンダーラ 2~4世紀、龍谷大学所蔵)
  • - 執金剛神像(ガンダーラ 2~3世紀)
  • - ファッロー・アルドクショー並坐像(ガンダーラ 2~3世紀、龍谷大学所蔵)
  • - アレクサンドロス3世(大王)銀貨(前325年頃、イラク周辺)

これらの作品を通して、当時の仏教と並行して栄えた文化的背景を体験することができます。

展覧会の概要


  • - 名称: シリーズ展「仏教の思想と文化—インドから日本へ— 特集展示:ギリシア・ローマ文化と仏教」
  • - 会期: 2026年1月9日(金)〜2026年2月15日(日)
  • - 休館日: 月曜(特例として、1月12日は開館)、1月13日(火)
  • - 開館時間: 10:00〜17:00(最終入館時間 16:30)
  • - 会場: 龍谷大学 龍谷ミュージアム(京都市下京区)
  • - 主催: 龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞
  • - 入館料: 一般700円、シニア600円、大学生500円、高校生400円、中学生以下は無料

併催イベント

展覧会を記念して、以下の講演会やトークイベントも予定されています。
  • - 記念講演会「仏陀になったヘラクレス執金剛になったヘラクレス」
- 日時: 2026年1月18日(日)13:30~15:00
- 講師: 入澤 崇氏(龍谷大学理事長)
  • - 記念講演会「ガンダーラのディオニューソス神像の仏教的解釈」
- 日時: 2026年2月1日(日)13:30~15:00
- 講師: 田辺 理氏(京都大学)
  • - スペシャルトーク
- 日時: 2026年1月24日(土)、2月7日(土)13:30~14:15

各イベントに参加するには、事前申し込みや観覧券が必要です。詳しい情報は龍谷ミュージアムの公式ウェブサイトを訪れてご確認ください。

お問い合わせ


龍谷大学 龍谷ミュージアム
Tel: 075-351-2500
Email: [email protected]
Website: 龍谷ミュージアム


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会社情報

会社名
株式会社京都新聞社
住所
京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町260 京都新聞トラストビル
電話番号
075-241-5430

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