篠原ともえが語る新作展への意気込み
2月20日、東京・読売新聞本社で行われた記者発表会には、デザイナー・アーティストの篠原ともえさんが登場しました。この日は、正倉院の1300年の物語を最新デジタル技術で紹介する展示イベント「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」の発表日でもあり、篠原さんの新作についての期待が高まります。
篠原さんは、正倉院の宝物に触発された新作を発表予定で、「宝物とファッションのコラボレーションに挑戦します」と意気込みを語りました。この新作では、9000件にも及ぶ宝物の中からどのモチーフを選ぶかが大きなポイントであり、篠原さんは「アートピースのような作品を作るために、チームで取り組んでいます」と述べています。正倉院の美を海外の方や若い世代に再認識してもらうことも目的の一つです。
篠原ともえさんは1979年に東京都で生まれ、文化女子大学で服飾を学んだ後、1995年に歌手デビュー。現在もデザイナーとして多彩な活動を展開しています。特に2020年にはアートディレクターの夫、池澤樹氏とともに「STUDEO」を設立し、2022年にはニューヨークADC賞を受賞するなど、彼女のアートへの情熱が評価されています。
展覧会の内容とスケジュール
本展は、篠原さんの作品以外にも、多様な現代アーティストによる新作が展示されます。会場は、大阪歴史博物館で2025年6月14日から8月24日までその後、東京の上野の森美術館で2025年9月20日から11月9日まで開催される予定です。
この展覧会では、正倉院の宝物を「愛 美 紡ぐ」という視点から探求し、さまざまなストーリーを展開します。特に注目すべきは、宝物を360度スキャンし、高精細な3Dデータとして展示することです。このデジタル技術により、宝物の細部や質感をよりリアルに体感することが可能となります。また、正倉院事務所が製作した「再現模造」を最新技術で演出することで、訪れた人々は正倉院の世界により深く没入できる体験ができるでしょう。
多彩なクリエイターたちによるキャンバス、映像、音楽、照明の融合といった演出もあり、来場者にとって新しい発見が待っています。この機会をお見逃しなく。ぜひ、次世代のアートイベントとしての魅力を感じてください。
開催詳細
【大阪会場】
- - 展覧会名: 特別展「正倉院 THE SHOWー感じる。いま、ここにある奇跡ー」
- - 場所: 大阪歴史博物館
- - 会期: 2025年6月14日(土)~8月24日(日)
- - 開館時間: 午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
- - 毎週火曜日休館
- - 観覧料金: 大人2000円、高校・大学生1500円、小学・中学生1000円
早割ペアチケットの情報: 2月20日より販売開始。2名での来場や一人で2回の来場も可能なお得なセット券が、当日券よりも安く手に入れるチャンスです。
【東京会場】
- - 展覧会名: 正倉院 THE SHOWー感じる。いま、ここにある奇跡ー
- - 会場: 上野の森美術館
- - 会期: 2025年9月20日(土)~11月9日(日)
公式ウェブサイト
正倉院 THE SHOW