生成AI活用の社内ビジネスマッチングシステム実証実験が始動
株式会社リファインバースグループとBAKUTAN社は、2024年11月より生成AIを中心にしたビジネスマッチングのレコメンドシステムの実証実験を開始します。このプロジェクトは、サステナビリティを推進する企業間の新たなつながりを生み出すことを目的としています。
サーキュラーエコノミーを背景にした取り組み
リファインバースグループは50年以上前からサーキュラーエコノミーを実践しており、特にタイルカーペットのリサイクルや廃棄物の再資源化など、独自のネットワークを構築してきました。このネットワークは、サステナビリティやESGといった社会的テーマが重要視される現代において、非常に貴重な存在です。
同社は「サーキュラーエコノミープラットフォーム構想」を掲げ、さまざまなプロジェクトの支援を行っています。これにより、サーキュラー化を目指す企業の担当者が新たな技術やアイデアを探し求めるための場を提供し、業種や業界の垣根を越えた交流を促しています。
BAKUTANとの協業
一方、BAKUTANはAI技術を駆使したスタートアップであり、リファインバースグループとの協力を通じて新たな価値を見出す試みが進行中です。BAKUTANの技術を活用することで、企業内の知見を可視化し、ビジネス機会を創出することが期待されています。
BAKUTAN社のCEO、小森谷周大氏は、今回の実証実験において「技術の実装は社会課題とのリンクが重要」と述べており、リファインバースグループとの共同作業を通じて新たなビジネスの可能性を探る姿勢を示しました。
実証実験の内容
実証実験では、リファインバースグループが提供するデータを基に、BAKUTANが開発したAIレコメンドシステムが活用されます。このシステムは、社内のサステナビリティ担当者が抱える課題を可視化し、社内でのマッチングを通じて解決の糸口を見出すことを目指します。これにより新しいアイデアや協力関係が生まれ、サステナビリティに向けた取り組みが加速すると期待されています。
未来への展望
越智晶氏(リファインバースグループの社長)は、「人と企業の縁を作り出すことがサーキュラーエコノミーへの移行を促進する重要な要素」と強調しています。また、将来的には人のつながりだけでなく、物質資源のマッチングプラットフォームへと進化していく可能性も示唆しました。
このプロジェクトは、リファインバースグループが展開する様々なサステナビリティプロジェクトの一部であり、AI活用による新たなビジネスの創出を期待させます。これにより、サーキュラーエコノミーの実現に向けた道が切り開かれることでしょう。
会社紹介
BAKUTANは、技術とデザインで「ご縁」を生み出すことを使命としている東大発のスタートアップです。同社は、持続可能な未来の実現に向けて人、モノ、情報のつながりを進化させることを目指しています。同社のウェブサイトは
こちら からご覧いただけます。
リファインバースグループも独自の視点と技術で循環型社会の実現に向けて事業展開を行っており、オフィスの廃棄物のリサイクルなどを手掛けています。この二つの企業のコラボレーションによって、新たなサステナビリティへの道筋が期待できそうです。