AIがん診断の革新
2025-05-08 15:26:21

AIがん検診革命:内視鏡診断支援システムgastroAI™の発表

AIがん検診革命:内視鏡診断支援システムgastroAI™の発表



株式会社AIメディカルサービス(AIM)は、がん見逃しゼロを目指した最先端の内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI™ model-G2」を2025年5月8日より販売開始しました。このシステムは、内視鏡検査中に取得した胃内視鏡画像をリアルタイムで解析し、早期胃がんおよび腺腫の疑いがある領域を検出します。

gastroAI™ model-G2の概要



gastroAI™ model-G2は、AIによる高度な解析技術を持ち、内視鏡から受信した画像データを迅速に処理します。画像に対する解析は0.15秒以内で行われ、検出結果は汎用モニターに矩形で表示され、音声により医師に通知されます。これにより、医師は結果をサポートしながら、患者をより注意深く観察することができます。医師がAIと共同で検査を行うことで、病変の見逃しを減少させることに繋がります。

実績と効果



gastroAIの検出性能に関する試験では、熟練医の診断精度が向上したことが確認されています。具体的には、AIを使用した場合と使用しない場合での感度を比較したところ、AI導入により感度が83.5%に向上し、特異度も92.9%に達しました。これにより、AIは医師の診断を強力にサポートし、精度向上に貢献しています。

開発の背景



日本では、毎年10万人以上が胃がんに罹患しており、その早期発見は非常に重要です。早期胃がんは一般的に判別が難しく、見逃される率は4.5-25.8%とされているため、AI技術の導入が急務とされています。AIメディカルサービスは、世界の患者を救うというミッションのもと、これまでの内視鏡AI研究の成果を次のステージへと導くべく、積極的なキャッチアップを行っています。

今後の展望



gastroAI™の販売開始に伴い、AIメディカルサービスは今後、さらなる機能拡張や精度向上を進める考えです。また、国内外の医療機関との連携を強化し、患者のための革新的な治療環境を実現していく予定です。内視鏡AIによるがんの早期発見は、医療分野全体にわたっての変革を引き起こす可能性を秘めています。

学会展示について



gastroAI model-G2は、2025年5月9日から11日まで札幌で開催される「第109回 日本消化器内視鏡学会総会」で展示されます。この学会では、AIの先駆者が集まり、次世代への展望について意見を交わす貴重な機会となります。特に、5月10日には、gastroAIに焦点を当てたランチョンセミナーも開催される予定です。

株式会社AIメディカルサービスは、今後も医療における革新を追求しつつ、世界中の患者に向けた価値あるサービスを提供していくことでしょう。これによって、日本はもちろん、世界中の医療の質の向上に寄与することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社AIメディカルサービス
住所
東京都豊島区東池袋1丁目18-1Hareza Tower 11F
電話番号
03-6903-1028

トピックス(科学)

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