保育士資格取得の新課程
2025-10-24 15:26:21

名古屋短大が保育士資格取得をサポートする新通信教育課程を開講決定

名古屋短大、保育科通信教育課程を新設へ



名古屋短期大学が、2027年度から働きながら保育士や幼稚園教諭の資格を取得できる、保育科通信教育課程を設置することが決まりました。このプログラムは、中部地方では初めての通信教育課程として位置付けられ、定員は150名を予定しています。

現在、保育士不足が深刻化している中、本課程を通じて資格のないスタッフが正規の保育士・幼稚園教諭になる機会を創出し、現場のニーズに応えることを目指します。

名古屋短大は、保育科の新通信教育課程において、指定保育士養成施設としての機能を持ちながら、運営企業とも連携を図ります。特に、全国61カ所に保育所を運営する小学館アカデミーとの協定締結が発表され、この新課程の受講生が同社で学びながら採用されることが期待されます。

新通信教育課程の概要


新たな教育課程では、保育士資格が取得できる専攻科が設置されており、3年間で必要な知識や技術を学ぶことができます。また、幼稚園教諭の資格も取得可能です。

  • - 取得できる資格
- 保育士(通信教育課程専攻科保育専攻を含む、3年間学ぶ必要あり)
- 幼稚園教諭第二種免許状(2年間学ぶ必要あり)
  • - 学費
初年度納付額は17万円、こちらは一般的な短大の約七分の一の価格とされています。3年間で約65万円で資格が取得できるのは、非常に魅力的です。

学びの柔軟性


このプログラムでは、学び方のカスタマイズが可能で、保育現場での実習は自宅近くの施設で行うこともできます。これにより、学びながら収入を得ることができるため、特に働く社会人にとっては大きな利点となります。

保育現場へのメリット


この通信教育課程は、資格を持たないスタッフに正規の資格を取得させることで、保育現場の人的資源を強化し、安定した雇用を実現します。運営企業は学費を負担することで、将来的に優秀な保育者を採用し、育成することが可能です。このように、本プログラムは運営企業や学生にとって、多くのメリットを提供します。

学長の想い


名古屋短大の大谷岳学長は、今回の新設について、「全国から社会人を受け入れることが、質の高い保育者を育てるために重要である」と強調しました。また、保育の質向上に向けて、小学館アカデミーとの連携が期待されていることも述べています。

新沼英明学長補佐は、実務に従事しながら学びを深めるこのプログラムの意義を語り、他学部出身者もリクルートできる点が大学側にとっても大きな魅力であると述べています。

名古屋短大は、約70年の歴史があり、これまでに約15000人の保育士を輩出してきました。新たな保育科通信教育課程の創設は、保育人材育成の新たな一歩となることでしょう。


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桜花学園大学・名古屋短期大学
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