アンリツ、TNFDに登録
2025-06-12 11:02:58

アンリツが自然関連財務情報開示の取り組みを強化、TNFD Adopterに登録

アンリツ、TNFD Adopterに登録し持続可能性を強化



アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、2025年5月に自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の趣旨に賛同し、「TNFD Adopter」として登録することを発表しました。この取り組みは、企業が自然関連の財務情報を開示することを目的とし、環境への配慮を強化する意義があります。

TNFDとその意義


TNFDは、2021年に国連開発計画(UNDP)などによって設立されたタスクフォースであり、企業や金融機関が自然に関連する課題を特定、評価、管理し、それに基づいて情報を開示するための提言を行っています。2023年9月には、企業が環境に与える影響とその流れを転換するための具体的なガイドラインを公表しました。

アンリツはこのTNFDの提言に基づき、自然関連の情報開示を2025年度から本格的に開始する予定です。これにより、企業活動がどのように自然に依存し、またどのような影響を及ぼしているのかを明確にし、持続可能性の向上に努める狙いがあります。

地域と生物多様性への配慮


アンリツは、製品を生産する上で使用する材料、エネルギー、水などが自然に依存していることを理解しています。これまでにもエネルギー消費の削減や廃棄物の管理、とりわけ化学物質の適正管理に向けた取り組みを行ってきましたが、TNFDに参加することで、さらなる進化を遂げる意欲を見せています。

今後の計画の一環として、アンリツは生物多様性の重要な地域との接点を評価し、各地域での自然への依存度やインパクトを把握することに力を注ぐ方針です。これにより、新たなリスクやビジネスチャンスの特定し、管理と対策の目標を設定し、自然に与える影響を可能な限りプラスに変えていくことを目指します。

ステークホルダーとの信頼関係構築


アンリツは、これらの透明性を重視した取り組みを通じて、ステークホルダーとの信頼関係を強化していくとともに、持続可能な企業価値の向上を図ります。2024年10月に予定されているCOP16(生物多様性条約第16回締結国会議)を経て、新たにTNFD Adopterとして登録された企業は、2023年11月にブラジルで開催されるCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締結国会議)において正式に発表される予定です。

まとめ


アンリツがTNFD Adopterに登録したことは、企業の環境に対する意識を高める重要な一歩と言えます。持続可能性を重視した情報開示の確立は、今後のビジネスの信頼性やブランド力にも寄与することでしょう。
今後も、環境保護と企業価値の向上を両立させる取り組みが期待されます。


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会社情報

会社名
アンリツ株式会社
住所
神奈川県厚木市恩名5-1-1
電話番号
046-223-1111

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