アマダイ体験隊
2024-08-09 19:51:42

次世代を育む!高級魚アマダイを通じた海の未来探求イベント

次世代を育む!高級魚アマダイを通じた海の未来探求イベント



2023年8月5日、山口県で小学5・6年生を対象とした「アマダイを調べ隊」のDAY2が開催されました。今回のイベントは、日本一の漁獲量を誇る高級魚アマダイをテーマに、海の生態系や漁業・食文化、そして資源回復について学ぶ機会となりました。アマダイの魅力を知り、未来の海を考えるこの取り組みは、次世代への豊かな海の引継ぎを目的にした「日本財団『海と日本プロジェクト』」の一環でもあります。

前回の学びから続く体験


7月6日に行われたDAY1では、参加者たちは山口県内の萩市と長門市を訪問し、アマダイの生態や漁業の取り組みについて学びました。これを元に、DAY2ではさらに深い内容に踏み込むことができました。この日は特に、実際に漁場を訪れることができ、定置網漁の体験を通じてアマダイの捕獲方法を学ぶことができます。

漁場見学での発見


当日、参加した24人の隊員たちは、萩市にある県漁協高山支店江崎支所に集合し、学びサポーターや水産大学校の生徒たちと共に漁船に乗り込みました。漁場への道中では、漁業関係者からアマダイの生態やその生息環境について説明を受けながら、興味深い体験となりました。定置網漁の仕組みについても詳しく学び、隊員たちはその大きさや漁法のデザインに驚く様子を見せていました。

干物づくりへの挑戦


漁場見学の後、参加者たちは高級魚アマダイに次ぐ新たな価値を見出すため、レンコダイを使った干物づくりに挑戦しました。この活動は、農林水産大臣賞を受賞したJF江崎の「フレッシュかあちゃん」たちの指導の下で行われました。生の魚に初めて触れる隊員たちは、血や血合いを取り除く作業を通じて、魚を美味しくするための手間や労力を実感しました。出来上がった干物は各自持ち帰り、家庭の食卓を飾ることでしょう。

環境への理解を深める博物館訪問


続いて、隊員たちは山口県立萩博物館を訪れ、現在開催中の「海の妖怪展」を通じて、気候変動や海洋環境の変化について学びました。展示物を見ながら、海洋生物のメッセージを受け取り、特にリュウグウノツカイなどの珍しい魚を観察することで、より具体的な理解を得ることができました。博物館のスタッフからは、身近な海洋ごみが海の生態系にもたらす影響についての説明もあり、隊員たちはその重要性を考える機会となったのです。

身近な貝殻からの気付きを得る


最後に、体験学習室では、NPO萩まちじゅう博物館のスタッフと共に、海岸で採集した貝殻を楽しく探し、それを通じて気候変動の影響についても話し合いました。特に海温の変化に影響されるタカラガイの増加について学びながら、環境保護への意識を育てる重要な体験となりました。

未来への展望


この2日間の豊富な学びは、隊員たちが自ら考案するオリジナルコラボ食品へとつながります。また、彼らの知見は8月中に山口県知事に向けて発表される予定です。そして、地域の特産物を活かしたお取り寄せ商品の開発や広報活動も計画されています。

「定置網漁が環境に優しいことを知った」「干物づくりの大変さを理解した」「タカラガイを探しながら、海の変化を感じた」、など参加した小学5・6年生の声が、それぞれの体験を通じて海の未来についての意識を深めたことを示しています。

この取り組みが次世代へと豊かな海を引き継ぐ一助となることを願っています!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。