ちょうむすび受賞
2025-11-05 11:37:25

腸内細菌ドナー支援サービス「ちょうむすび」がグッドデザイン賞を受賞

腸内細菌ドナーの支援を目的としたサービス「ちょうむすび」を提供するメタジェンセラピューティクス株式会社(山形県鶴岡市)が、2025年度のグッドデザイン賞に輝きました。この成果は、会社が提供する献便サービス 「ちょうむすび」のデザインが、社会における健康の促進や人々の生活を向上させる視点で評価された結果です。

メタジェンセラピューティクスは、2025年4月に国内初の献便施設「つるおか献便ルーム」をオープンし、同時に腸内細菌ドナー支援のためのウェブサービス「ちょうむすび鶴岡」を立ち上げました。このサービスを通じて、ドナーの健康な便を活用し、疾患を抱える患者さんの腸内環境を整える「腸内細菌叢移植」を実現する医薬品の原材料を提供しています。

腸内細菌の必要性は高まっています。特に、腸内細菌の移植によって患者様に新しい治療法を提供するためには、健康な体から多くの「便」を集める必要があります。そのためには、ドナーとしての認定を受けるための厳しい検査や手続きが求められます。メタジェンセラピューティクスでは、これらの物理的、心理的な障壁を取り除く努力をし、献便を「自己の健康を向上させながら他者の健康をサポートする」新しい社会参加の形として提案しました。

グッドデザイン賞を受賞した背景には、ドナーにとっての納得感や貢献意識を高めるためのデザイン設計が重要視されたからです。献便ルームとウェブサービスが一体となり、社会貢献とドナー自身のメリットが視覚化されている点が評価されました。

グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が1957年に創設した制度で、優れたデザインを選出し、豊かさや持続可能性のある社会を推進することを目的としています。人間の視点、産業的視点、社会的視点などから審査が行われ、あらゆるデザインが評価対象になります。

メタジェンセラピューティクス株式会社は、腸内細菌叢移植(FMT)を中心に新たな医療エコシステムの構築に尽力しており、全国各地での献便施設の展開を計画しています。また、健康と病気の新しい科学的アプローチを目指し、研究開発を続けています。

腸内細菌叢移植は、健康な人の便に含まれる腸内細菌を疾患を有する患者さんに移植することで、腸内環境の改善を図る治療法です。最近では、潰瘍性大腸炎の治療が先進医療として実施されており、さまざまな疾患に対しても積極的に臨床研究が進められています。

今後もメタジェンセラピューティクスは、国内外の患者さんへ向けた医薬品提供に力を入れ、地域社会への貢献を続けます。腸内細菌研究の進展によって、新たな医療の形が生まれることが期待されます。また、同社では新しい仲間を募集中で、詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
メタジェンセラピューティクス株式会社
住所
山形県鶴岡市覚岸寺字水上246番地2
電話番号
03-6807-3987

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