中国電力とFPTの業務協力について
FPTジャパンホールディングスが中国電力株式会社および株式会社エネコムと戦略的業務協力の覚書を締結しました。この合意は、中国電力がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための重要なステップとして位置づけられています。今回の覚書により、FPTはエネコムとの連携を強化し、IT人材を確保すべく取り組みます。
DX推進に向けた具体的施策
中国電力は、グループ経営ビジョン「エネルギアチェンジ2030」の実現に向け、業務の生産性を向上させるため、先端技術の活用が必要です。FPTは、これに対する支援を提供します。具体的には以下の3点が挙げられます。
1.
デジタルトランスフォーメーションの推進
FPTの強みをいかし、生成AIやクラウド技術を利用したDX推進に貢献。広範なシステム運用保守のノウハウを活かし、中国電力のデジタル化を加速します。
2.
安定的なIT人材の確保
FPTグループ全体で3万人以上のIT人材を提供し、電力事業に特化したエンジニアの育成を進めます。これにより、プロジェクトを横断的に進行させる柔軟なリソース管理を実現。
3.
ITコストの削減
システム開発および運用保守業務を効率化し、コスト削減を目指します。DXを通じて新たな価値を創造し、競争力を強化します。
これまでの協力経緯
FPTとエネコムは、2021年から電力向けシステム開発で協力を開始し、2023年には中国電力のMicrosoft365パイロットプロジェクトで成功を収めました。今後は全社展開に向けた支援を行い、さらなる成果を目指します。
関係者からの期待
中国電力のデジタルイノベーション本部長、鎌倉仁士氏は「FPTの技術力と中国電力のビジョンが融合し、新しい価値を創出することを期待しています」とコメント。引き続き業務改革を推進するとしています。
また、エネコムの取締役社長岡部恵二氏は「FPTの豊富な人材と当社の業務知識を活用し、最適なソリューションを提案していく」と語ります。
FPTの代表取締役社長ド・ヴァン・カック氏は「今回の合意により、三社間の強固な協力関係が築けると信じている。新しいテクノロジーを駆使して、明るい未来を目指す」と強調しました。
企業情報
所在地:広島県広島市中区小町4番33号
事業内容:発電事業、小売電気事業等
ウェブサイト
所在地:広島県広島市中区大手町二丁目11番10号
事業内容:ソリューションサービス、DXコンサルティング等
ウェブサイト
ウェブサイト
この協力関係によって、中国電力のDX推進が加速し、より良い未来を切り開くことが期待されています。