近大附属広島中学校と札幌日本大学中学校の交流会
近畿大学附属広島中学校東広島校は、2025年10月21日(火)に札幌日本大学中学校との交流会を開催します。このイベントは、両校が戦争や平和に関する理解を深めるための貴重な機会となります。
交流会の背景と目的
近大附属広島中と札幌日本大学中の交流は、2019年からスタートしました。共通の大学附属学校であることがきっかけとなり、札幌日本大学中学校が平和学習を通じた交流の提案をしました。今回の交流会は、その取り組みの集大成とも言える重要なイベントです。
特に広島は、戦争の歴史を持つ地域として、平和教育に力を入れています。近大附属広島中学校では、中学3年生を対象とした総合学習の一環として、平和に関する様々なプログラムを実施しています。2020年度からは、NPO法人Peace Culture Village(PCV)との連携で「ピースパークツアー」という平和教育プログラムに参加し、広島平和記念公園や平和記念資料館を訪問し、学んだことを発表する機会を設けています。
交流会の内容
交流会では、参加した生徒たちがステージ発表を通じて互いを歓迎し、地域紹介クイズを行いながら親交を深めます。その後、広島の生徒は「ピースパークツアー」で学んだ内容を発表し、札幌の生徒は自身の研究成果をグループごとに発表します。これにより、広島と北海道の異なる地域での平和学習の違いを理解し、自分たちの価値観や考え方を広げる機会となるでしょう。
例えば、広島での平和記念公園と資料館の訪問を通じて、戦争の歴史についてのリアルな体験をしました。一方で、札幌の生徒も自らの地域における平和学習の成果を持ち寄ることで、相互理解が進むことが期待されます。このような交流を通じて、両校の生徒は平和についてより深く考えるきっかけとなるでしょう。
交流会の開催概要
- - 日時: 令和7年(2025年)10月21日(火) 9:20~11:45
- - 場所: 近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校
- - 参加者: 近畿大学附属広島中学校東広島校 3年生134名、札幌日本大学中学校 3年生92名
プログラム概要
- - 9:20 開会セレモニー
- - 9:40 札幌日本大学中学校によるプレゼン発表
- - 10:30 休憩
- - 10:40 近畿大学附属広島中学校東広島校によるプレゼン発表
- - 11:30 閉会式
この交流会を通じて、次世代を担う若者たちが平和について深く考える姿勢を育むことが期待されます。地域を超えた交流は、彼らの視野を広げ、未来の平和を築くための一歩となることでしょう。