高山市に最新EV充電インフラが整備される取り組み

2025年5月9日、岐阜県高山市役所で、テンフィールズファクトリー株式会社と高山市の市長である田中明氏との間で、EV急速充電器の設置及び運営に関する協定締結式が行われました。この協定により、高山市内には11箇所に最新型のEV充電器「FLASH」が設置されることとなります。これにより、市内の充電インフラ拡充が図られることになります。

テンフィールズファクトリーと地域の未来

テンフィールズファクトリーは、これまで大阪市や神戸市など多くの自治体と協力し、EVインフラの整備を進めてきました。この度、高山市との提携もその一環であり、地域固有のニーズに応じた持続可能な充電ネットワークの提供を目指しています。これにより、脱炭素社会の実現に貢献し、EV利用環境の拡充が期待されています。

岐阜県のEV普及率の高さ

岐阜県は、人口1万人あたりのEVおよびPHEV保有台数で全国第1位という素晴らしい実績を誇っています。これを背景に、高山市内の充電環境を向上させることで、地域住民のみならず観光客の利便性をも向上させ、さらには県全体の環境目標の達成に寄与することを目指しています。

「FLASH」の特徴と性能

新たに設置されるEV充電器「FLASH」は、高出力で短時間の充電が可能な急速充電器です。この充電器は、日本国内の全てのEV充電規格に対応しており、アダプターなしで利用できるため、充電速度の低下を防ぎます。特にこの新型の最大出力は240kWとなり、従来の20kWや50kWの充電器に比べて、理論上5倍から12倍もの充電速度を実現します。さらに、非会員制のため、クレジットカードやQRコード決済が利用可能であり、誰でも手軽に利用できます。

充電器設置に関する詳細

「FLASH」は高山市内の以下の11箇所に設置される予定です。

- 高山市役所
- 上宝支所
- 平湯バスターミナル
- ほおのき平スキー場
- 飛騨高山御嶽トレーニングセンター
- 道の駅ひだ朝日村
- 道の駅飛騨たかね工房
- 道の駅飛騨街道なぎさ
- 道の駅パスカル清見
- 道の駅ななもり清見
- 道の駅桜の郷荘川

これらのEV急速充電器は、2025年夏以降から順次稼働を開始する予定です。

今後の展開

今後、テンフィールズファクトリーは現地調査や施工、調整を経て、高山市のEVユーザーと観光客が快適に利用できる充電インフラを整備していく予定です。これにより、地域経済の活性化を促し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

テンフィールズファクトリーの取り組み

テンフィールズファクトリー株式会社は、「FLASH」などのEV充電インフラ及び再生可能エネルギーに関連する事業を展開し、日本全国の自治体や企業と連携しながら持続可能な社会を構築する取り組みを進めています。その理念に基づき、次世代型のEV急速充電インフラを全国で推進し、多くの方々に利用される環境を作り上げています。