資産形成の舞台裏
2024-12-09 10:03:15

若者たちの資産形成の舞台裏:株式投資の実態に迫る

若者たちの資産形成の舞台裏:株式投資の実態に迫る



2024年、新NISAの導入により、若年層の株式投資が活発化しています。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」を運営する株式会社トレジャープロモートが実施した調査によると、20代と30代の投資家における株式投資への取り組みには明確な違いが見られました。今回はその調査結果をもとに、20代・30代の個人投資家の姿を詳しく探っていきます。

調査概要


調査対象は全国の株式投資を行う20代と30代の600人。調査期間は2024年11月13日で、インターネットを通じて実施されました。この調査により、世代ごとの意識や投資スタイルが浮き彫りになりました。

投資経験年数の違い


調査結果によると、20代の回答者は、株式投資の経験年数で「1年~3年未満」と回答する人が最も多く、全体の36.0%を占めました。対照的に30代では「3年~5年未満」が29.7%で、全体的に30代の方が経験年数が長い傾向があります。また、30代は株歴5年以上の人が39.0%を占め、20代の17.0%と比べるとその差は明らかです。

資産形成の実態


どちらの世代も多くが「100万円未満」の資産を保有しているものの、資産1000万円以上の保有者は20代で12.7%、30代で21.0%と、30代の方が多くなっています。この結果から、両世代の間には株式投資における資産形成の差が伺えます。

複雑な利益構造


次に、累計損益に関する調査では、20代の92.7%がプラスと回答し、30代も93.3%と高い水準を維持しています。ただし、20代の方が「+300万円以上」と回答した割合は36.3%に対し、30代は30.4%となっており、利益額では20代の方が高い傾向があります。この理由としては、30代の方が相場の変動、特にコロナショックなどの影響を受けやすかった可能性があります。

株式投資の目的


20代と30代が株式投資を行う理由には、確かな傾向が見えます。最も多く選ばれたのは「生活に使えるお金を増やすため」で、特に30代では53.0%の人がこの目的を挙げました。さらに、老後資金や自己実現に向けた投資も重要視される傾向にあります。

20代の目標


  • - 「子供にお金の心配をさせたくない」
  • - 「40歳でアッパーマス層に到達したい」
  • - 「医療や教育にお金をかけられる自分になる」

30代の目標


  • - 「自分が応援する会社の株価を上昇させたい」
  • - 「早期退職を叶えたい」
  • - 「資産形成の知識を深めたい」

まとめ


調査結果を通じて、20代・30代の株式投資家が希望を持って資産形成に取り組んでいる姿が浮き彫りになりました。株式投資は単なる利益追求だけでなく、世代を越えた思いや希望を実現する手段となっているのです。無理のない範囲で自分に合った投資スタイルを見つけ、堅実な資産形成を進めていくことが重要です。今後も「株の学校ドットコム」は、投資教育の一環として、より質の高い情報提供を行っていく予定です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社トレジャープロモート
住所
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。