300年屋根材「タイルーフ」
2024-05-21 10:00:03

軽量・高耐久!300年屋根材「タイルーフ」誕生!次世代型屋根材で地震対策と経済性を両立

軽量・高耐久!300年屋根材「タイルーフ」誕生!



2024年6月、画期的な屋根材「タイルーフ」が発売されます。これは、軽量性と超高耐久性を両立させた、まさに次世代型の屋根材です。従来の陶器瓦や金属屋根材、スレート屋根材の課題を克服し、地震への安全性、経済性、環境への配慮を同時に実現しています。

タイルーフ誕生の背景



2024年1月1日に発生した能登半島地震では、多くの家屋が倒壊し、大きな被害が出ました。特に陶器瓦屋根の住宅は、屋根の重量が構造体に大きな負担をかけるため、倒壊リスクが高いことが改めて認識されました。

軽量屋根材である金属屋根やスレート屋根は、耐久性に課題があり、定期的な塗り替えが必要となります。この塗り替えコストは、長期間の住宅維持において無視できない負担となります。

そこで開発されたのが「タイルーフ」です。陶器瓦の約半分の重量で地震へのリスクを軽減しつつ、磁器素材の優れた耐久性により、塗り替えが不要という理想的な屋根材を実現しました。

タイルーフの5つの特徴



1. 軽量性: 陶器瓦の約半分という驚異的な軽さで、地震による家屋の倒壊リスクを大幅に軽減します。一般的な住宅で約2トンの軽量化を実現でき、耐震性の向上に大きく貢献します。

2. 超高耐久性: 磁器質素材を使用することで、紫外線、酸性雨、日射熱による劣化を抑制。塗り替え不要で、300年もの長寿命を実現します。

3. 施工性: 特許取得済みの工法により、屋根端部の形状を規格化。プレカット工法が可能になり、硬い磁器素材でも高い施工性を実現しています。

4. 再利用性: 屋根から簡単に取り外して再利用できる画期的な設計です。「タイルーフ買取制度」と「ルーフカルテ」により、再利用性をさらに高めています。建物解体時には、会社がタイルーフを買い取り、洗浄処理後、再販売します。

5. 経済性: 初期費用は高めですが、塗り替え不要で長期間にわたって使用できるため、ライフサイクルコストは非常に低く抑えられます。70年間の使用を想定した場合、他の屋根材と比較して圧倒的な経済性を誇ります。

タイルーフを実現した特許技術



タイル素材は硬く加工が難しいため、これまで屋根材としては利用されてきませんでした。「タイルーフ」は、独自の特許技術により、現場での切断加工や穴あけ加工を不要にし、工場でのプレカット加工を可能にしたことで、この課題を克服しました。

甍エンジニアリング株式会社



「タイルーフ」を開発・販売するのは、愛知県半田市に拠点を置く甍エンジニアリング株式会社です。技術コンサルティング事業や特許ライセンス事業を展開しており、「タイルーフ」は事業再構築補助金を利用した新規事業として立ち上げられました。

まとめ



「タイルーフ」は、軽量性、高耐久性、施工性、再利用性、経済性の全てを高いレベルで実現した、革新的な屋根材です。地震への対策、長期的な経済性、環境への配慮を重視する方にとって、最適な選択肢と言えるでしょう。

会社情報

会社名
甍エンジニアリング株式会社
住所
愛知県半田市のぞみが丘3-153
電話番号
0569-47-7740

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