経営者特化型解析技術『KANAME』が特許取得、人的資本経営を新たな次元へ

経営者特化型解析技術が新たな地平を開く

株式会社ITSUDATSUは、人的資本経営を支える独自の分析技術『KANAME』が特許を取得したことを発表しました。本サービスは、組織が抱える潜在的な課題や人材を可視化し、経営層に重要なデータを提供します。

『KANAME』の特許取得の背景

特許番号7744002号として認定を受けたこの技術は、従業員や候補者への質問に基づき、組織内の調和性（協調度）と逸脱性（革新度）を同時に数値化します。この解析は、特に「協調×革新」を兼ね備えた人材を見極めることに特化しています。これにより、組織にとって重要な“要人材”を客観的に抽出することが可能になります。

KANAMEの特徴

通常の評価手法では、従業員の満足度やエンゲージメントが重視されますが、これだけでは革新的なリーダー候補を見出すことは困難です。『KANAME』は、こうした従来の考え方の枠を超え、既存のフレームワークに縛られない人材を発掘します。調和性と逸脱性を二つの軸で評価し、独自の基準で“要人材の発掘”を行います。

短期・長期の要人材を見極める

加えて、『KANAME』は回答のタイミングを考慮し、短期的なキーパーソンと長期的な幹部候補を動的に特定します。現在のパフォーマンスが目立つ人材は即戦力として位置付けられる一方、潜在能力が期待される人材は将来的に頭角を現す可能性を秘めています。このような視点の違いこそが、経営戦略の有効な基盤を形成するのです。

企業価値向上への貢献

今、企業は「誰に投資すべきか」という問いに対し、データを基にした透明な理由を示す必要があります。『KANAME』の解析技術は、企業の人的資本経営の実効性を強化し、IRや株主に対する信頼性を向上させることが期待されています。『KANAME』を用いることで、経営層は明確な判断基準を持ち、ハイポテンシャル人材への集中投資が可能になります。

専門家の声

ITSUDATSUの代表取締役Co-CEOである黒澤伶氏は、「この度、『KANAME』の特許取得により、従来の評価手法では見過ごされがちだったハイポテンシャル層を可視化し、自信をもって経営資源の配分ができるようになります」とコメントしています。この技術が人材育成や経営戦略に与える影響は計り知れず、さらなる発展が期待されます。