最近、東京ビッグサイトで行われた第14回DESIGN TOKYO国際デザイン製品展において、台北市文化基金会が主催する「TAIPEI corners」が特別な出展を行いました。このイベントは、3年ぶりとなる台湾のクリエイティブブランド12社が集結し、台湾の文化的な魅力と持続可能な社会への取り組みを広めるための重要な平台とされています。記者会見は7月19日に行われ、「美好・遇見」というテーマのもと、華やかに行われました。
周学佑副代表をはじめ、台北市の議員や文化局の局長など、台湾の関係者が登壇し、台湾ブランドの洗練されたデザイン力と国際的な影響力について力強いメッセージを発信しました。特に周副代表は、厳正な審査を経て選ばれた商品が、台湾がもつデザイン力の証明であると強調し、今後の国際的な連携によるさらなる発展を期待すると述べました。また、蔡詩萍文化局長は、台北と東京の関係をデザインと創造性で深めることが、この出展の大きな目的であると語りました。
展示された製品は、文房具、インテリア、生活用品、アクセサリーなど多岐にわたり、100以上のアイテムが取り揃えられました。中でも、SDGsに特化した製品が多く見られ、特に注目を集めました。例えば、ブランド「Hibāng」が出展した「友漁サーキュラーアイウェア」は、海洋ごみの一部を再利用したもので、軽量かつ耐久性に優れています。
他にも、「GREENVINES」というエシカルスキンケアブランドは、環境に配慮した製品で注目を受けており、5度の「Best for the World」を受賞した実績があります。また、「Entadar」は、環境に優しいバッグ商品を提案し、その多様性と機能性が高く評価されています。
記者会見の初日から、多くのバイヤーや関係者が来場し、熱心に各製品についての情報交換を行う姿が見受けられました。出展ブランドの中で特に目を引いたのは、アートに近い独創的なデザインを持つ製品群です。「Mr. Sci Science Factory」からは、人体の動脈や神経をテーマにしたシュールな刺繍キットが登場し、参加者の関心を誘いました。また、書道具の「NOW4Design」や柔らかな「Celement Lab」の石鹸など、新しいアイデアによる商品がバイヤーの心をつかみました。
さらに、「TAIPEI corners」はデジタル技術も活用しており、出展商品とXR空間コンピューティングを融合させた新しい展示方法を取り入れて、台北の文化やクリエイティビティをデジタルコンテンツで表現しています。この取り組みにより、来場者は商品の詳細情報をより深く理解できる体験が可能となっています。これからの台湾と日本の文化交流の進展を予感させる魅力的なイベントとなりました。
最後に、出展ブランドのリストを以下に掲載します:
- - no.30
- - Greenvines
- - Mordeco
- - WOO Collective
- - NOW4Design
- - HappyMT
- - Hon Casting
- - Studio Smoll
- - Entadar
- - Hibāng
- - Celement Lab
- - Mr. Sci Science Factory
このように、「TAIPEI corners」は、台湾のデザインと技術が融合した新しい形を提案し、持続可能で創造的な未来を切り開く可能性を秘めています。