ヘラルボニーが新たに設立した「ヘラルボニー財団」
株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市)が、2026年1月7日に「ヘラルボニー財団」を設立しました。この財団は、障害のある人々が直面する深刻な社会課題に取り組むことを目的としています。設立の日は、創業者・松田兄弟の兄、翔太さんの誕生日であり、この節目は彼らの信念を象徴しています。
設立の背景
ヘラルボニー財団の設立は、これまでの企業活動だけでは解決できない複雑な社会課題に向き合うためのものです。特に、障害のある人々やその家族が日常的に直面している問題について、長期的に問い続け、実践を続ける必要性が高まっています。
例えば、現在日本では、障害を持つ人が国民の約9.2〜9.3%を占めており、医療的支援が必要な人々の生活環境や社会参加は厳しい状況にあります。高齢者や障害者が排除されることのない社会を目指し、誰もが尊厳を持って生きられる環境を整えようとしています。
また、過去4年間で、ヘラルボニーは様々な福祉施設と提携し、293名以上の作家の作品を社会に届け、年間ロイヤリティの支払いも大幅に増加しています。これにより、障害に対する認識が少しずつ変わり、新たな価値観が生まれつつあります。
創業者の想い
松田兄弟、特に弟の文登が訴える「兄が幸せに生きる社会」を実現したいという強い願いが、この財団設立の根底にあります。彼の兄、翔太さんは重度の知的障害があり、アート活動には従事していません。そのため、松田兄弟は、アートを描くかどうかに関わらず、全ての障害者が社会で尊厳を持って生きていくことができるような社会を実現しようとしています。
財団の今後の展望
ヘラルボニー財団は、行政や企業、一般市民を巻き込むハブとして機能し、これまで目の届かなかった声に寄り添っていきます。「誰もが尊厳を持って生きられる社会」を構築するために、広報活動やクリエイティブなプロジェクトを積極的に展開し、各種制度や慣習の中で置き去りにされている人々に光を当てることを目指しています。
結論
ヘラルボニー財団の設立は、私たちにとって「誰もが大切にされる社会」を実現するための新たなチャンスです。松田兄弟の想いを受け継ぎ、私たちも共にこの課題に立ち向かっていくことで、少しでも多くの人が自身の価値を認識し、尊重されるような社会を目指したいと考えています。これからの活動に期待が寄せられる中、私たちはその一助になれたらと思っています。