株式会社ココロミルが掲げる新ビジョン
2025年6月、株式会社ココロミル(東京都新宿区)は、全社総会で新たな企業ビジョンを発表しました。このビジョンは、自宅で心電図検査ができる「ホーム心臓ドック®」および医療機関向けのディスポーザブルパッチ型ホルター心電計「eclat(エクラ)」を基盤にしたものです。新しい医療のインフラを構築し、心疾患リスクに早く気づく仕組みを目指しています。これにより、従来の医療では見過ごされがちな心疾患に対して、アプローチを強化します。
「救えなかった命」に光を
ココロミルの掲げる理念は、「まだ救える命がある」という信念のもと、テクノロジーと医療の力を合わせて未来を切り開くことです。特に定期健診を受けられなかった人や、医療アクセスに苦しむ人々に、医療の光を届けることが重要だとされています。新たなビジョンをもとに、プロダクトや体験の進化を続ける同社は、医療サービスの届け方を変えようとしています。
「ホーム心臓ドック®」のメリット
このサービスは自宅で心電図を長時間記録できるため、一般的な健康診断では取りこぼされがちな心疾患の兆候を捉えやすいという特徴があります。利用者の中には、「普段の健康診断では異常が指摘されなかったが、ホーム心臓ドック®で異変を知った」という体験をした人も多くいます。また、異常が確認された際には、オンラインクリニックを通じて医師とスムーズに連携できる仕組みがあり、受診者の不安を軽減しつつ、迅速な治療へと繋げることができます。
「eclat(エクラ)」の革新
一方、eclat(エクラ)は、医療機関向けに提供されるパッチ型ホルター心電計です。この製品は、患者が自宅で7日間心電図を計測できるという特徴を持っており、従来の複雑な医療機器に代わるものとして注目を集めています。防塵防水規格にも優れており、通院の煩わしさを軽減しながら高精度な検査を提供できます。これにより、心電図検査の機会が広がり、受診のハードルを下げることが実現可能になりました。
新たな価値の提供
ココロミルは「病気で後悔しない社会」を目指しており、そのビジョンは創業者自身の家族の経験に基づいています。現在、同社のプロダクトは全国の自治体や医療機関でも導入されており、新たな医療のスタンダードが確立されつつあります。これにより、急速な高齢化や健康格差、医療資源の偏在といった課題に取り組む新たな価値を提供しています。
より良い医療アクセスを
特に自宅で完結できる検査体験や、専門医との連携、全国規模での導入実績が評価されており、誰でも簡単にアクセスできる医療が実現しつつあります。今後は国内外で救命サービスの展開を進め、「病気で後悔したくない」という想いを胸に、社会課題の解決に取り組む姿勢を変えずにいくつもの命を守っていく所存です。
この新しいビジョンによって、株式会社ココロミルは、より多くの人々に質の高い医療と救命の機会を提供し続けるでしょう。社名の由来である「心を込めた支援」を実現するために、全力で取り組んでいきます。