ビジネスパーソンの入院事情
2017-09-21 16:30:07
日本のビジネスパーソンにおける入院と通院の実態と影響
ビジネスパーソンの入院と通院:最新実態調査
近年、ビジネスパーソンの日常生活における健康管理が注目されています。アクサ生命が最近実施した調査によると、入院や通院治療の実態が明らかになりました。特に、ビジネスパーソンにとっての「時間の確保」がより大きなストレス要因であることが浮き彫りになっています。
入院と通院の頻度
調査対象は、30歳から59歳のビジネスパーソン1,000名。彼らの入院経験や通院頻度を確認した結果、昨年度に病院に行った日数は平均で年間6.5日に及び、実際には34.8%が「0日」であったことがわかりました。
過去10年以内に入院経験があると回答した人は20.7%、また、手術を経験した人も18.4%と少なくはありません。これらの事実は、特に彼らの仕事と健康管理とのバランスがどのようになっているかに影響を与える要素と言えるでしょう。
入院や手術の経済的影響
入院が必要になると、医療費が問題になります。調査によると、入院日数が1週間以内という人が実に60.4%を占め、その一方で平均入院費用は1日あたり約2万2千円。入院が短期間になるほど、日額の医療費が高くなる傾向が見受けられます。これは多忙なビジネスパーソンにとっては、経済的圧迫につながる大きな要因です。
治療と仕事の両立
しかし、治療を目的とした通院が必要となった際、多くのビジネスパーソンは「治療と仕事を両立した」と答えています。この結果は、治療中でも働き続ける強い意志を示しています。一方で、この両立のためには時間のやりくりや業務調整が不可避で、多くのビジネスパーソンがこの部分に苦悩していることも事実です。
家族のサポートが重要
入院や通院治療の際には、家族からのサポートが大変重要です。調査では、必要だと感じるサポートとして「手術の日の立ち合い」や「病院までの送り迎え」が挙げられる一方、実際に助けられたという声も多く寄せられました。これにより、家族の理解や協力が患者の心理的な負担を軽減する要因となっています。
長期治療への備え
長期的な通院が必要になる可能性についての意識調査では、7割以上のビジネスパーソンが治療と仕事の両立を望むものの、実際に両立できると思っているのは5割にも満たない結果が出ています。このギャップを埋めるためには、職場環境や制度の充実が求められています。
この調査からは、現代のビジネスパーソンが健康上の問題を抱えつつも、充実した仕事を維持するための努力をしている姿が見えますが、その背後には多くの苦労やサポートが必要であるという現実も浮かび上がっています。
ビジネスと健康の両立を実現するためには、企業の取り組みも重要です。柔軟な働き方や健康経営の推進が今後の課題となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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アクサ生命保険株式会社
- 住所
- 東京都港区白金一丁目17番3号NBFプラチナタワー
- 電話番号
-
03-6737-7777