日立ハイテクと台湾大学
2024-07-25 16:34:57

日立ハイテクと台湾大学が電子顕微鏡の共用施設を共同設立

日立ハイテクと台湾大学が共同で設立した先端技術研究センター



このたび、株式会社日立ハイテクが国立台湾大学と協力し、「Advanced Application Innovation Center for Focused Ion Beam System」を開設しました。このセンターは、半導体やグリーン材料を中心に、先端材料の設計と研究開発を進めることを目的としています。

施設では、日立ハイテクが誇るFIB-SEM(集束イオンビーム走査電子顕微鏡)が導入され、台湾大学の研究者を含む多様なユーザーに利用可能な環境が整えられました。このような取り組みは、台湾における科学技術の進化を促し、産業界の発展にも寄与することが期待されています。

開所式に見る期待の声



開所式では、台湾大学の廖婉君副校長と日立ハイテクの飯泉謙執行役員が出席しました。彼らはこの新しいセンターがもたらす可能性について強調し、産学連携を進めることでより一層の技術革新を目指す姿勢を見せました。また、科学技術の分野において将来の人材育成プラットフォームとしても位置付けられることが強調されました。

台湾の科学技術発展と経済の繁栄を支えるため、日立ハイテクは今後も装置の維持やアプリケーションに関するサポート体制を整え、このセンターの円滑な運営を図っていく方針です。さらに、FIB-SEMを通じた技術情報の発信を強化し、技術交流を進めることで、さらなる利用価値の向上を目指しています。

社会貢献と持続可能な未来へ



日立ハイテクグループは、解析・分析のコア技術を駆使し、幅広い分野での研究開発や品質管理業務を支援する計測・検査ソリューションを提供しています。これにより、人々のQoL(生活の質)の向上や、環境問題、安心安全に関する社会課題の解決に貢献することを目指しています。

さらに、日立ハイテクは、医用分析装置やバイオ関連製品、半導体製造装置などの様々な製品を通じて、グローバルな事業展開を行う企業であり、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けています。2024年3月期の連結売上収益は6,704億円にのぼり、その成果が社会全体に及ぼす影響は大きいと言えるでしょう。

まとめ



台湾大学と日立ハイテクが共同で設立したこの先端技術研究センターは、台湾の科学技術の未来を切り開く重要なステップです。産業界、学術界の連携を促進し、次世代の技術者育成を通じて、台湾の経済成長と社会発展に寄与していくことでしょう。

日立ハイテクの取り組みが、世界中の技術革新にどのように寄与するのか、今後の動向が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社日立ハイテク
住所
東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
電話番号
03-3504-7111

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