シャープが鉄道技術展2025に初出展
シャープは、2023年11月26日から29日まで千葉県千葉市の幕張メッセで開催される「第9回鉄道技術展2025」に初めて出展します。このイベントでは、鉄道の安全運行と快適性を支える多様な技術を紹介する予定です。
展示の主な内容
シャープのブースでは、以下の革新的なソリューションが展示されます。
1. 画像解析技術による車両検査ソリューション
現在、鉄道業界には人手不足が深刻な問題となっています。それに対処するため、シャープは独自の画像解析技術を活用した車両検査ソリューションを提案します。これにより、車両床下機器の状態をより効率的に検査し、パンタグラフすり板の摩耗量を正確に計測することが可能になります。鉄道の保守管理業務の課題解決に寄与することが期待されています。
2. RFID技術を用いた位置把握システム
RFID技術を駆使して、駅や車両に設置された電子タグからリアルタイムで列車の位置や状態を把握します。このシステムは、ホームドアの開閉支援や車庫の出入りを管理するほか、コンテナ輸送の管理にも利用可能です。これにより、運行の安全性と効率性が向上します。
3. プラズマクラスター搭載機器
鉄道車両用のプラズマクラスターイオン発生機は、車内の空気を清浄に保つための重要な機器です。また、待合室でも利用できる加湿空気清浄機も展示予定です。高濃度のイオンを放出することで、快適で清潔な空間を実現します。
4. LEO衛星通信ユーザー端末
シャープは、スマートフォンの開発で培った技術を活用した小型の衛星通信端末も展示します。これにより、さまざまな車両や工事現場でも簡単に設置でき、走行中の列車でも安定した高速通信が行えます。特に、山間部やトンネル工事現場において重要な通信環境の改善が期待されます。
出展情報
シャープの出展ブースは、幕張メッセの東5ホール(D-26)に位置しています。来場者には、安全で快適な鉄道運行を支える最新の技術を直接体験していただける機会となります。
「第9回鉄道技術展2025」に参加することで、シャープはさらなる技術の進化を目指し、業界内の課題解決に貢献することを目指しています。詳細な情報は公式ウェブサイトでも確認できます。
注意事項
この記事内の情報は、発表日時点でのものであり、内容が変更される可能性がありますので、ご了承ください。