電動パワースーツの新時代
2019-12-16 10:01:02
日本電産シンポとGerman Bionicが創出した新時代の電動パワースーツ
日本電産シンポとGerman Bionicの革新的な協業
2019年のiREXにおいて、日本電産シンポとGerman Bionicは共に開発した画期的な電動型パワースーツを発表しました。このプロトタイプは、両社が長年の研究開発を経て実現した「Flexwave減速機」と「超偏平モータ」を組み合わせた「超偏平アクチュエータ」に基づいており、その成果はエクソスケルトン市場に革命をもたらすと期待されています。
日本電産シンポの専務執行役員、井上仁氏は、「このエクソスケルトンに搭載されたアクチュエータは、他にはない力強さと信頼性を兼ね備えている」と自信を持って述べています。この画期的なFLEXWAVEソリューションは、省スペースで軽量ながら高いパフォーマンスを発揮し、パワースーツ業界の未来に大きな影響を与えることでしょう。
Cray X - 新たなエクソスケルトンの可能性
展示されるプロトタイプは、従来の受動型エクソスケルトンとは異なり、電動モーターにより駆動される「Cray X」を基に開発されています。このシステムは、機械の力を人間の知性と融合させ、あらゆる作業のサポートを行います。特に、重い荷物を持ち上げたり運ぶ際に作業者を支え、その姿勢を保持しながら、持ち上げ技術の最適化を実現します。
Cray Xの第三世代モデルは、クラウドベースの製造インフラに接続できるソフトウェアインターフェースを搭載しており、先進的な技術を背景に持っています。このエクソスケルトンを介して、使用者は日常作業をより軽々と行えるようになるため、健康面でも大きな利点が期待されます。
German Bionic IO: 新たなIoTソリューション
さらに、GBSは自身のIoTスイートである「German Bionic IO」を通じて、エクソスケルトンと最新のIoT技術を融合させる取り組みを行っています。これにより、スマート工場や倉庫での利用がスムーズに行えるようになります。無線技術を用いたソフトウェアのアップデートやメンテナンスの簡便さも特徴で、活用の幅が広がります。
物流の新しい解決策
日本電産シンポが提供している無人搬送台車(AGV)「S-CART」との相性も良く、この電動パワースーツは重量物の移動にも優れた性能を発揮します。また、Cray Xを着用することで、手作業での積み降ろし作業が効率的に行えるようになるため、製造業の現場で重要な役割を果たすことが見込まれています。
まとめ
iREXでの展示は、両社の協力の成果を示す重要な場面であり、さらなる技術革新の期待を寄せられています。日本電産シンポとGerman Bionicの新たなパートナーシップが、今後のパワースーツ市場におけるこれまでにない進展をもたらすことは間違いありません。このコラボレーションが実現した成果に期待が高まります。
日本電産シンポ株式会社の詳細な情報は、同社の公式ウェブサイトを参照してください。
会社情報
- 会社名
-
GBS株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座6-10-1GinzaSix オフィス棟13F
- 電話番号
-
03-4405-2363