「いきものもぐもぐカレンダー」の発表!
和歌山県和歌山市に本社を構えるリハートテックが、アドベンチャーワールドと協力し、オリジナルの啓発カレンダー「いきものもぐもぐカレンダー」を発表しました。このカレンダーは、動物たちの食べる姿を通じて、年々増加している「誤嚥性肺炎」の予防と、嚥下力の重要性を広めることを目的としています。
カレンダーの概要
カレンダーは、2024年12月より和歌山県内の老人ホームなどで無料配布が予定されており、1,000部の発行が予定されています。また、オンラインでもダウンロード可能です。カレンダーには、毎月異なる動物の写真とともに、アドベンチャーワールドの飼育スタッフによるコラムと、歯科医師監修の嚥下力に関する内容が掲載される予定です。
飲み込む力とその意義
飲み込む力(嚥下力)が年齢とともに弱くなり、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。実際、日本では年間6万人以上がこの病で亡くなっており、2030年にはその数が13万人に達すると予想されています。水分や食べ物をうまく飲み込めない事態は、日常生活に大きな影響を及ぼします。このカレンダーを通じて、年齢に関わらず、嚥下力の維持の重要性を意識してもらうためのきっかけを提供します。
カレンダーの特徴
カレンダーの中では、月ごとにジャイアントパンダやフタユビナマケモノ、ヤギなど12種類の動物が登場します。それぞれの動物について知識を深めながら、嚥下力の維持や口腔の健康の重要性について楽しく学べる内容となっています。また、歯科医師が監修したコラムでは、「飲み込む力」を保つためのトレーニング法なども紹介されるため、自宅で実践できる情報も満載です。
啓発活動の背景
高齢化が進む中で、食べることができないという状況は、身体的な健康に深刻な影響を与える可能性があります。このような現状を改善するために、リハートテックは嚥下機能の重要性を広めようとする取り組みを続けています。特に年末年始は餅を食べる際の窒息事故が多いため、シニア層だけでなく、若い世代にも嚥下力を意識してもらう活動が重要です。
監修者のコメント
アドベンチャーワールドのスタッフや歯科医師からもコメントをいただきました。飼育スタッフは動物たちの食事から得られる健康や食事の多様性について語り、楽しみながら食事をする大切さを伝えています。一方、歯科医師は「舌のトレーニングが重要」とし、若いうちから口腔内の機能を保つことが将来の健康につながると強調しています。
さらに進化する啓発活動
リハートテックは、カレンダーを通じて誤嚥性肺炎の予防や嚥下力の重要性についての啓発を進めています。来る新年に向けて、より多くの人々が自身の健康を意識するきっかけとなることを願っています。この啓発活動は、動物たちの食べる姿を観察しながら、自らの健康を考える機会となるでしょう。
まとめ
「いきものもぐもぐカレンダー」の発売は、ただのカレンダー以上の意義があります。嚥下力を維持し、健康な日常を送るための手助けをするためのリソースとなり、動物たちの食事を楽しみながら自分自身の健康管理も考えられるかけがえのない機会です。これからのお年寄りのためにこのカレンダーが、健康についての理解を深めるための一助となることを期待しています。