家庭での食品ロス問題
食品ロスは、私たちの身近な問題ですが、意外と見過ごされがちです。日本では年間約612万トンの食品が廃棄されていますが、実際にはその多くが家庭から出ていると言われています。環境への影響も大きな問題であり、食品ロスを減らすことは持続可能な社会の実現に欠かせません。これに取り組むために、京都府立大学が家庭における食品ロスの実態を調査する『家庭での食品ロス実態調査』を行うことになりました。
調査の概要
この調査は、前期と後期に分かれて行われ、前期は令和6年10月30日から11月26日まで、後期は令和7年2月17日から3月2日までの予定です。モニターの方々は、6週間にわたり、家庭から出る食品ロスを専用のごみ箱に分別して入れる作業をしていただきます。このごみ箱には自動計量機が付いており、家庭内でのロス状況をリアルタイムで管理できる仕組みです。
さらに、調査専用のアプリも用意されています。このアプリを使うことで、食品ロス削減のための行動をゲーム感覚で楽しむことができ、参加者は自分の取り組みを楽しみながら記録できます。このアプリは京都府立大学と提携した(株)キッズプロジェクトによって開発されたもので、モニターだけが利用できる特別なものです。
参加条件
調査に参加するための条件は以下の通りです。
- - 日本国内に住んでいること。
- - 満30歳以上で、2人以上の世帯を有すること。
- - 食事の準備や買い物を日常的に行っていること。
- - スマートフォンまたはパソコンでアプリを利用できること。
- - 通信アプリLINEを使用していること。
- - 調査期間中、全ての活動に参加できること。
- - アンケートに3回すべて回答可能であること。
この調査には、全体で120名程度のモニターを募集していますが、応募が多数の場合には選考が行われます。
謝礼と説明会
モニターに参加した方には、参加謝礼として6,000円分のQUOカードが送られます。また、調査についての説明会が10月中旬と11月上旬の2回にわたりオンラインで開催される予定です。動画視聴も可能なので、忙しい方でも参加しやすいでしょう。
申し込み方法
参加希望の方は、9月15日までに専用サイトから申し込む必要があります。申し込みは先着順ではなく、詳細は専用サイトで確認できます。採用結果は9月下旬頃にメールなどで通知されます。
この調査に参加することは、食品ロスの実態を理解し、未来の持続可能な社会の一員になる良い機会です。皆さんの参加をお待ちしています。
詳しくは専用サイトをご覧ください:
京都府立大学モニターサイト