白石町のLINE公式アカウントが進化を遂げる
佐賀県白石町が、LINE公式アカウントの情報配信機能を大幅に拡充しました。transcosmos online communications株式会社が2025年12月より導入した行政のDXツール「KANAMETO(カナメト)」を活用することで、今まで以上に便利でユーザーフレンドリーな情報発信が可能になります。
白石町LINE公式アカウントの新機能
白石町は、令和6年度の補正予算を活用し、令和7(2025)年の12月1日にLINE公式アカウントのリニューアルを行いました。ここでは、特に注目すべき二つの機能が強化されています。
1. 動的リッチメニューの導入
新たに搭載された「動的リッチメニュー」機能は、住民が必要な情報にスムーズにアクセスできるように設計されています。このメニューは、「基本メニュー」「防災」「広報・PR」の3つのカテゴリに分かれており、ユーザーはそれぞれのメニューをタブで切り替えて情報を探せるようになりました。
以前はLINE公式アカウントの標準機能に限られた情報発信が行われていましたが、このリニューアルによって情報の選択肢が増え、特に重要な防災情報や地域の広報活動に迅速にアクセスできる利点が生まれました。
2. セグメント配信機能
住民は、今後送信される情報を選択できる「セグメント配信」機能を利用することが可能になります。事前に受信設定のアンケートに回答することで、必要な情報だけを受け取ることができ、自身のライフスタイルに応じたカスタマイズが実現します。特に、子育て世帯向けには、子どもの生年月日を登録することで、各児童に応じた支援情報を通知する仕組みも整えています。
この機能によって、各家庭が受け取りたい情報をより明確に選択できるようになり、住民の満足度向上に寄与するでしょう。
今後の予定
白石町では、令和7(2025)年度内にさらなる機能追加を予定しています。具体的には、KANAMETOの「メール連携機能」を通じて、防災無線の内容をLINE公式アカウント経由で配信するサービスを開始予定です。これにより、防災・安全に関する情報が迅速に住民に届けられ、災害時のコミュニケーションが強化されることが期待されます。
KANAMETOについて
「KANAMETO」は、transcosmos online communications株式会社が開発した行政向けのDXツールです。このツールでは、住民から登録された情報を基にしたセグメント配信や自動応答機能のチャットボット、防災情報の配信、公共のインフラに関する報告受付、予約サービスの提供など、多岐にわたるサービスを集約しています。
現在、250を超える地方自治体がこのサービスを契約しており、昼夜を問わず住民とのより良い関係を築くための重要な役割を果たしています。
結論
transcosmos online communicationsが提供する新機能により、白石町のLINE公式アカウントは進化を続け、住民一人ひとりに寄り添った情報提供が行われています。今後のさらなる機能追加やサービス展開にも期待が寄せられ、地域の活性化へつながるでしょう。