スリランカのコーヒー再生計画
株式会社坂ノ途中(本社:京都市、代表取締役:小野 邦彦)は、国連開発計画(UNDP)スリランカ事務所との間で、スリランカにおけるコーヒーの振興を目的としたMOU(覚書)を締結しました。本プロジェクトは、スリランカの耕作放棄問題や将来性を秘めたコーヒー生産の復興を目指しています。
スリランカの農業の現状
近年、スリランカでは紅茶の生産が盛んに行われていますが、その一方で生産者の高齢化や人手不足といった課題があります。これにより、耕作放棄地が増加しており、紅茶生産の競争力が低下しています。しかし、スリランカはかつて世界のコーヒー生産地として名を馳せた歴史があります。1870年頃までは、世界中にコーヒーを提供していた国でもあり、現在でもコーヒー栽培に適した土地と気候を有しています。
これらの条件を考慮すると、スリランカは再び高品質なコーヒーの生産地としての可能性を秘めていることが分かります。特に、昼と夜の寒暖差の大きい山岳地帯では、コーヒーの栽培に非常に適した環境です。
坂ノ途中の取り組み
坂ノ途中の海ノ向こうコーヒー事業部は、これまでも東南アジアを中心に9か国で農業支援を行い、持続可能なサプライチェーンの構築に貢献してきました。今回のMOU締結により、同事業部はUNDPと協力し、スリランカの農業問題に立ち向かいます。その具体的な取り組みのひとつが、コーヒーを通じた地域振興です。
坂ノ途中は、持続可能な農業を推進するために、農薬や化学肥料を使用せずに栽培された農産物を市場に提供しています。同社は新規就農者や海外のコーヒー生産者とパートナーシップを結び、環境に優しい農業の実現に取り組んでいます。また、流通事業だけでなく、自治体や大学、企業と連携したリサーチや事業開発にも力を注いでいます。
UNDPとの官民連携の意義
UNDPは、貧困の撲滅や不平等の是正、持続可能な開発を推進するために、世界170か国以上で活動しています。今回、坂ノ途中と連携することで、開発支援の知識を活かし、社会課題の解決に向けたプロジェクトを持続可能な形で進めることが期待されます。官民が連携することにより、スリランカのスペシャルティコーヒー生産の発展を促進し、地域経済への貢献を目指す姿勢が強調されています。
未来を見据えたプロジェクト
坂ノ途中は、2025年度を見据えた取り組みとして、ガラパゴス諸島の生物多様性保全や小規模農家の生計向上事業、コーヒーサプライチェーンの脱炭素化に向けたGXモデルの構築調査などを計画しています。これにより、持続可能な農業の推進と地域経済の活性化に寄与することを目指しています。
坂ノ途中とUNDPの取り組みは、スリランカの豊かな自然環境を活かしながら、地域振興や持続可能な社会の構築への第一歩となることでしょう。両者の官民連携が実を結ぶことを、多くの人が注目しています。
詳しい情報は、
海ノ向こうコーヒーの公式サイトをご覧ください。