deleteCと癌学会
2025-09-25 08:22:55

日本癌学会学術総会での出発点、deleteCとの新たな協働

認定NPO法人のdeleteC(デリート・シー)は、がん治療の研究支援と個人の啓発活動に焦点を当てている組織です。2025年に向けて行われる「deleteC大作戦2025」の一環として、金沢市で開催される第84回日本癌学会学術総会に参加することが発表されました。この取り組みは、全国の市民、企業、医療関係者が一体となってがん治療の研究と啓発に取り組むことを目的としています。

中でも、学術総会の会場である石川県立音楽堂の交流ホールにおいて展示ブースを設置し、研究者へのインタビューや取材を通じてがん研究の最前線を広く伝えることが目指されます。これにより、一般市民にもがん研究の内容が身近に感じられるようになることが期待されています。

日本癌学会は「がん研究を通してがんを制圧する」という大きな目標を掲げ、基礎研究から臨床研究まで多様なアプローチを推進しています。第84回学術総会のテーマは「未来への希望とともに、つながるがん研究」であり、多くの研究者や医療者が新たな知見を共有する場として機能します。参加者や一般市民にもその意義を理解してもらうことで、がん研究に対する支援の輪を広げていくことが狙いです。

先日開催されたdeleteC大作戦2025のキックオフイベントでは、同学会理事の土原一哉氏が、30年の研究を経て市民と医療が直に結びつく新たな試みとしての意義を強調しました。また、deleteCとの協力によって最新のがん研究を分かりやすく紹介することへの期待が高まっています。

がん治療研究には基礎研究の進展が不可欠ですが、一般の人々にはその重要性がなかなか伝わりにくいのが現状です。deleteCは学術総会を通じて、研究者が持つ想いや研究の進捗を市民に届け、理解を深めてもらう役割も果たします。

具体的には、deleteCは展示ブースにおいて以下のようなアクティビティを行います:
  • - deleteCの活動や趣旨の紹介、一般市民の応援や企業の寄付による研究支援の仕組みの説明
  • - 研究者への助成事業の紹介
  • - 学会員との交流を促進し、広報および啓発活動を行う

また、参加者へのインタビューを通じて、がん研究の実態や研究者自身の情熱も取り上げ、市民に向けてSNSなどで発信します。これにより、がん治療研究と市民の距離が縮まり、より多くの人に関心を持ってもらえるきっかけを提供することが狙いです。さらに、「JCA若手研究者 Meet Up in 金沢」に参加し、未来の研究と市民との関わりについて意見交換を行うことも予定されています。

deleteCは、「みんなの力で、がんを治せる病気にする」というビジョンを持ち、カジュアルソーシャルアクション(CSA)を通じて市民の気軽な参加を促進しています。これにより、これまでに5000万円以上の支援を受けた研究者や医療専門家達が、その研究の進展を後押しできる体制が整っています。CSAとは、日常の行動が社会貢献につながる柔軟なアクションを表し、がん治療研究に寄付や応援を行う新しいスタイルとして広がっています。

がんは依然として国民の死亡原因第1位であり、毎年約100万人が新たに罹患しています。このような状況に対処するための研究は重要であり、deleteCは日本国内外の研究者たちと連携しながら、がんを治せる病気にする日を一日でも早く実現するための活動を展開しています。がん治癒の可能性を広げるため、様々な支援と啓発を通じて市民を巻き込み、明るい未来を共に築いていくことを目指します。最新の研究成果が、未来のがん治療に大きく貢献することを信じると共に、その実現に向けて努力していく姿勢を示しています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人deleteC
住所
東京都
電話番号

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