第3回Kura Master日本酒コンクール開催概要
フランス・パリで行われる日本酒コンクール「Kura Master」の第3回開催が発表されました。新たな試みとしてスパークリング部門が設けられ、全4カテゴリーでの展開が計画されています。このコンクールは、フランスの飲食市場での日本酒の認知度を高めることを目的とし、特にフランス人に向けた日本酒の魅力の発信に力を入れています。
スケジュール
- - エントリー期間: 2024年1月21日(月)から2月28日(木)まで。
- - 出品酒の受付日: 2024年3月11日(月)。出品は指定の倉庫必着です。
- - 審査会: 2024年5月27日(月)にアトリエ・ジョセフ(パリ3区)で開催。
- - 受賞酒発表: 2024年6月5日(水)に公式サイトで発表。
- - 授賞式: 2024年7月9日(火)にパリ市内で開催され、プレジデント賞や審査員賞の発表があります。
対象カテゴリー
今回のコンクールでは以下の4つのカテゴリーが設けられています。
1.
純米大吟醸酒部門: 精米歩合50%以下。
2.
純米酒部門: 精米歩合50%を超えるもの。
3.
サケ スパークリング スタンダード部門: アルコール度数10度以上で純米酒。
4.
サケ スパークリング ソフト部門: アルコール度数10度未満で純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒など。
各蔵元からは、各部門に3点まで出品可能で、合計12銘柄がエントリーできます。また、出品酒は720mlのボトルを3本用意する必要がありますが、スパークリングの両部門に限り、300ml〜750mlのボトルも受け付けています。
エントリー料金
出品酒1点あたりのエントリー費用は236ユーロで、日本からパリへの配送費用、通関手数料、関税、酒税が含まれています。このの詳細は公式サイトを通じて確認することができます。
審査方法
審査はフランスにて冷蔵保管された後、室温で行われ、100点満点の加点法に基づいて評価されます。プラチナ賞は93点以上、金賞は80点以上の作品から選出されます。審査員はフランスのソムリエらがブラインドテイスティングで行い、公平かつ詳細に日本酒の品質を評価します。
新部門の設立意図
新設されたスパークリング部門は、フランスにおける日本酒の市場拡大を目指すもので、特に女性層や日本酒に馴染みの薄い層へのアプローチを狙いとしています。この試みは、フランスの食品文化において日本酒を定着させるための重要な一歩と言えます。
問い合わせ先
エントリーについての詳細や質問は、Kura Master運営委員会や、日本側窓口の酒文化研究所までお問い合わせください。公式サイト(www.kuramaster.com)からもエントリーが可能です。
このコンクールは、フランス政府の基準に基づく第三者審査制度のもとで行われ、多くのフランス人に日本酒の魅力を体験してもらう機会となります。今後の展開に期待が寄せられています。