豊橋の手筒花火
2020-10-16 16:54:03

豊橋市が手筒花火で全国へエール!伝統文化の新たな形

豊橋市、全国へのエールを込めた手筒花火



新型コロナウイルスの影響で、伝統的なイベントが次々に中止となる中、愛知県豊橋市では特別な手筒花火の放揚を行うことが決まりました。このイベントは、豊橋の象徴的な文化である手筒花火を用いて、全国の皆に「エール」と「願い」を送ることを目的としています。

手筒花火の魅力とは


手筒花火は、愛知県の東三河地域で生まれた特有の花火で、約1メートルの竹筒に火薬と鉄粉を詰めて作られます。この花火は、無病息災や悪疫退散を願う神事として古くから用いられ、多くの祭りで行われています。揚げ手は、火薬の仕込みから詰め込みまで全て自ら行い、点火後は筒を抱えながら巨大な火柱を上空に噴出させるというダイナミックな演出が特徴です。

特別企画の詳細


17本の手筒花火が4回に分けて放揚され、各都道府県へのメッセージを表現します。中でも特筆すべきは、24本が同時に放揚される独自の風景。これは無観客だからこそ実現可能な大規模な演出であり、観客がいなくともその迫力を間近で感じられることでしょう。

さらに今回は、初の試みとして小型のヨウカン手筒花火を利用し、日本国旗「日の丸」を表現します。この模様を主催者がドローンで撮影し、後日8K動画として公開予定です。このように、伝統文化を新たな形で再構成する試みは、従来の花火大会とは一線を画しています。

開催日や観覧について


特別な手筒花火放揚は、2020年11月上旬に豊橋球場で行われますが、一般の方は来場できず、報道関係者のみが事前に連絡した上で参加可能とのことです。観覧における「密」を避けるため、一般公開は行われませんが、球場外からの観覧もできないため、注目のイベントとなることが予想されます。

専門家によるヘルプ


このイベントは、豊橋商工会議所内の「炎の祭典実行委員会」によって運営されており、地域振興や伝統文化の継承に寄与することを目的にしています。手筒花火は地域固有の技術を駆使したアートであり、それを新たな形で現代に合わせて楽しむことは、豊橋の文化の良さを再認識する機会でもあります。

思いを込めたフィナーレ


手筒花火は、単なる観光イベントではなく、まさに地域の人々の思いや願いが込められたもの。コロナ禍でのストレスを少しでも軽減し、無病息災を願うこのイベントは、多くの人々に感動をもたらすことでしょう。全国に届け、豊橋からのエールは、遠く離れた地にも温かい希望の灯となるはずです。

会社情報

会社名
豊橋商工会議所
住所
愛知県豊橋市花田町字石塚42-11F
電話番号
0532-53-7211

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