ハノイ大学と学生サポートセンターの連携協定について
2024年11月12日、一般財団法人学生サポートセンターとベトナムのハノイ大学は、新たな連携協定を締結しました。この協定は、両者の教育や学術交流の推進を目指しており、今後の文化交流や相互理解を一層深めるための基盤となるでしょう。
協定締結の背景
学生サポートセンターが国際交流事業として初めて行った「2003年日本・ベトナム学生交流会」として、ハノイ大学は大きな役割を果たしました。これまでに双方は、日本語スピーチコンテストを共同開催してきた実績があります。特に2023年には、日越外交関係樹立50周年を祝う形でスピーチコンテストが再開され、この機会が連携協定締結へとつながったのです。
連携の目的と方向性
この協定により、ベトナム人学生と日本人学生の間での文化交流を一層促進し、語学や教育の領域での協力を強化することが目指されています。特に、ハノイ大学をはじめとするベトナムの教育機関とのネットワークを形成し、未来を担う学生たちの育成に貢献することが期待されています。
協定締結式の開催
協定締結式には、ハノイ大学の学長グエン・ヴァン・チャオ氏や、学生サポートセンターの理事長植村仁氏らが出席しました。式の中で、両者の代表がいかにこの協定を重視しているかが強調され、未来の発展に向けた意気込みが語られました。
集合写真には、関係者が並び、今後の展望や交流の重要性が一同に示されています。特に、教育機関が連携することで得られる相乗効果が期待され、両国の学生たちが新たに扉を開くきっかけが生まれることでしょう。
日本語スピーチコンテストの再開
コロナ禍の影響で2020年以降中止されていた日本語スピーチコンテストが、2023年に再開されました。これは両国の言語や文化に対する理解をさらに深めるための重要なステップとされており、参加者たちにとっても貴重な経験となりました。
今後の展望
この協定を通じて、両者はさらに多様な交流を行い、学生たちにおける国際的な視野の拡大を図るとともに、相互理解の深まりを期待しています。
また、日越関係の発展に寄与するため、あらゆる教育活動が活性化されることでしょう。今後、両者の連携がどのように発展していくのか注目です。
支援の背景
学生サポートセンターは、東急不動産ホールディングスの支援を受けており、社会貢献活動を強化するために新たに「グループ社会連携室」が設立されました。今後は、このような支援体制が新しい取り組みへとつながることでしょう。
この協定は、教育の場における国際的な連携の大きな一歩として位置づけられ、両国の未来を見据えた文化交流の深化が期待されています。