様々な技能が競われる場、第62回技能五輪全国大会
今年11月、愛知県で開催された『第62回技能五輪全国大会』。この大会は、特定の技能を持つ23歳以下の青年たちが一堂に集まり、各スキルのナンバーワンを競う歴史あるイベントです。1963年から続くこの大会は、若者たちに技能の尊重を促し、その重要性を国民に広めることを目指しています。
ポラスハウジング協同組合の快挙
この大会において、ポラスグループの一員であるポラスハウジング協同組合から参加した3名、志村 渉、宗像 良人、千葉 大輝の3人が建築大工職種で敢闘賞を受賞しました。今回の大会には全国から976名が参加し、建築大工職種には61名が挑戦しました。その中で敢闘賞に選ばれることは、彼らの努力が実を結んだ結果と言えるでしょう。
彼らの抱負と切磋琢磨の姿勢
受賞を果たした志村 渉は、当初は失敗続きだったことを振り返りつつ、入賞の喜びを語りました。彼は「これを糧に、来年はもっと上の賞を狙いたい」と意気込んでいます。
宗像 良人も、「ミスが多かったが、結果的に賞を取れて良かった」とコメントし、次回に向けて金賞を目指す考えを述べています。自らが経験した問題点を分析し、改善の意欲を示す姿勢が彼マインドの一端です。
千葉 大輝は、自身の作品の出来には納得していなかったものの、「国際大会に挑むにあたり、スキル向上を目指したい」と語り、前向きな気持ちを表現しました。彼の目標からも、ポラスグループ全体の技能向上と国際的舞台での活躍が期待されます。
技能五輪の精神とその意義
技能五輪全国大会は、ただの競技ではなく、参加者たちの技術が研鑽される重要な場でもあります。技術者たちが集まることで他者との交流を深め、自らの技能を高める良い機会となっています。各職種の優れた技術を学ぶことができ、また参加することで新たな目標を持つ契機となるのです。
参加者たちのコメントからは、競争があるからこその刺激やしのぎを削る仲間との和が感じられました。技能を持った若者たちが一堂に集まるこの大会は、ただの勝負を超え、仲間意識を育む場でもあるのです。
未来を見据えて
ポラスハウジング協同組合の志村、宗像、千葉の3名は、今後も技能向上に全力を尽くすことでしょう。彼らの次なる目標は、国際大会でのメダル獲得かもしれません。それぞれの目標を抱きながら、次の大会に向けての準備を進める彼らの姿勢には、多くの感動を覚えます。
多様な技能が集まるこの大会は、単なる賞を超えて、未来の技術者たちに希望と挑戦を与える重要なイベントであることを改めて感じさせました。