新たなIT選択の自由を実現する「Unchained Stack Foundation」設立
2023年〇月〇日、LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)を中心に、サイオステクノロジー、両毛システムズ、コンフィデンシャルサービス、InfiniCloudの4社が加わり、非営利団体「Unchained Stack Foundation(USF)」が設立されました。この団体は、商用ソフトウェアからオープンソースへの移行に伴う知識共有を促進し、企業が自由にIT基盤を選択できる環境を構築することを目的としています。
ベンダーロックインの課題に迫る
近年、技術的自由を奪うベンダーロックインの問題が深刻化しています。特に、BroadcomによるVMware買収やOracleによる従業員単位ライセンスの導入は、多くの企業に突如高額なコストを強いる結果となっており、これがIT基盤の選択肢を狭め、企業の競争力を脅かしています。USFは、このような社会課題に対処すべく発足しました。
目指すビジョンと活動内容
USFのミッションは、
- - ベンダ移行ノウハウを広く共有し、誰もが利用できるように体系化することです。
- - 技術選定の自由を取り戻すための指標「Chain Depth™」を通じて、企業が自らの意思でIT基盤を選択できる未来を目指します。
Chain Depth™指標の導入
「Chain Depth™」という新しい指標は、企業が使用しているソフトウェアやサービスについて、技術、契約、運用の観点からどれほど外れにくいかを評価するものです。これを基に、企業は自らの持つ技術的リスクを可視化できます。
多言語対応と国際的な取り組み
USFは、今後多言語対応のチャプターを開設し、様々な国での活動を展開します。また、Chain Depth™のランキングを発表し、OSSや商用ソフトウェアの比較・ライブラリ提供など、エコシステムの確立に向けた機能を拡充する予定です。
参加企業の声
団体の設立にあたり、特に理念に共感した4社がFounding Memberとして参画しています。これらの企業はそれぞれ、OSSの普及と活用、ユーザー企業のビジネス課題解決を推進しており、「技術選定の自由を守り、構造的リスクを可視化する」という共通の目標を掲げています。
この企業は、OSSの普及に貢献しており、USFの取り組みに賛同しています。企業のIT戦略において、特定ベンダーに依存しない柔軟な技術選定が不可欠だと強調しています。
ITインフラの変革をリードしたいと考え、USFに参画。信頼性のあるパートナーとしてエコシステムの構築に貢献していく意向を示しています。
より健全なITインフラの実現を目指し、USFの中立的な情報提供の重要性を訴えています。
ユーザー企業におけるデータ主権の確保に向けた取り組みを強調し、USFの活動を支援すると宣言しています。
今後の展望
今後、USFは、幅広い法人の参加を募り、Allianceとして、企業がIT基盤を選ぶ自由度を高めるための様々な取り組みを展開していく予定です。ぜひ共感いただける企業や技術者の参加をお待ちしています。
また、USFはシンプルな操作と分かりやすい情報提供を徹底し、企業が積極的にフォーラムで意見交換を行える場を提供することで、持続可能なIT環境の創出を目指します。
お問い合わせ
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この新しい試みが、企業の選択肢を広げ、より自由なIT環境の実現につながることを期待したいです。