共同研究の背景と目的
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(以下、当社)は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(以下、慶應SDM)の白坂成功研究室と力を合わせて進めてきた共同研究が、2026年5月に国際会議「IIAI AAI 2026」において採択されたことをお知らせいたします。
本研究の核心となるのは、空間情報を駆使して自律型AIエージェントが意思決定を行い、複数の事業間の連携を最適化するための新しい空間情報インフラの設計です。
空間情報技術の進展
近年、3D都市モデルやデジタルツイン技術が進化し、様々な事業領域における応用が進んでいます。しかし、実際の業務においては複数の企業やプロセスが絡み合っているため、横断的かつ統合的な支援を行うための設計指針が不足している現状があります。この研究では、そのギャップを埋めるために新たな設計指針を提示しました。
研究成果の具体的内容
本研究では、空間情報インフラを静的なデータやリアルタイムの情報、そしてそれらが必要とする業務連携の情報を統合的に扱えるように設計しています。その結果、自律型AIエージェントによって高精度に意思決定を行い、実業務の実行を支援する基盤となります。これにより、データの統合、リアルタイム更新、状況評価、ガバナンス、説明責任といった多層的な構造を示し、空間情報インフラが単なるデータ管理の枠を越え、業務全体を支える「空間インテリジェンス基盤」として機能することを目指しています。
今後の展望
本研究の応用が期待される分野には、都市管理、物流、ロボティクスなどがあり、特にフィジカルAIの進展が見込まれる状況です。当社はこれまでにも「Data for AI」として高精度な3次元データを提供してきましたが、今回の研究成果により、AIを活用した空間データの運用可能性がさらに広がると考えています。
国際学会での発表予定
本研究の成果は、2026年7月10日-17日の日程で開催される「SBIT 2026」において発表が予定されており、国際的な学術コミュニティとの貴重な交流の場となります。この発表を通じて、当社と慶應SDMとの共同研究の取り組みを広く知っていただけることを期待しています。
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について
当社は、2016年に設立され、日本政府の支援を受けながら、国内外で高精度の3次元データを提供しています。自動運転やスマートシティに向けた先進的なソリューションを提供し、「Modeling the Earth」というビジョンのもと、地球のデジタル化に貢献しています。
今後も、空間情報基盤の高度化を通じて、更なる技術の進展に寄与していく所存です。
ダイナミックマッププラットフォームの公式サイト
IIAI AAI 2026公式サイト