新しい絵本『からだのふしぎからだと空気のひみつ』の紹介
2025年9月26日、世界文化社から待望の新作『からだのふしぎからだと空気のひみつ』が発売されます。この本は、「からだのふしぎ」シリーズの第3弾で、呼吸と空気の役割について、子どもから大人まで楽しく学べる内容になっています。
呼吸の重要性について
新型コロナウイルスの影響によって、私たちは「呼吸」の大切さを再認識しました。「空気がないと苦しい」とはどういうことなのか。なぜ私たちの生命維持に空気が不可欠なのかを、ミクロの探検隊と共に理解していきます。物語の中では、目には見えない空気が私たちの体内でどのような役割を果たしているのかを探求し、全ての生物にとって如何に重要な存在であるかを学んでいきます。
呼吸が生む力
人間は1日に2万回以上も息を吸っています。吸い込んだ酸素はどうなって私たちのエネルギーを生むのか、そのメカニズムも解説されます。酸素が赤血球に乗って体の中に運ばれ、エネルギーを生み出すミトコンドリアまでのプロセスをシンプルに説明。さらに、呼吸によってどのようにからだを動かす力が得られるのかを理解することができます。
酸素の二面性
ただし、酸素には注意が必要です。酸素が体に必要である一方で、活性酸素による「さび」や老化の原因ともなります。本書では、これらのリスクを和らげるための「やっつけ隊」の働きや、ビタミンが持つ抗酸化作用についても触れています。この情報は特に大人にとっては興味深く、健康を維持するために知っておきたい内容です。
地球の歴史をたどる
さらに、本書では地球が46億年前に誕生した時期から、酸素の生成過程やそれによる生物の進化についても解説されています。35~30億年前には光合成を行うシアノバクテリアが現れ、そこから徐々に酸素が生まれました。その過程で誕生した生物たちの進化をともにたどる旅ができるのです。恐竜や人類の登場も、この「空気」と深く結びついています。
著者の紹介
本書は、医学博士である土屋輝昌氏の監修のもと、自然科学に関する児童書を数多く手掛ける清水洋美氏が文を担当し、著名なイラストレーターにしもとおさむ氏が絵を描いています。いずれも経験豊富な専門家による協力で、分かりやすく、魅力的な形で情報が提供されています。
書籍概要
- - タイトル: からだのふしぎからだと空気のひみつ
- - 発売日: 2025年9月26日(金)
- - 定価: 1,650円(税込)
- - 判型: B5・96ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
この本を通して、空気の大切さを知ることができ、呼吸のしくみを楽しみながら学べることで、より深い理解が得られることを期待しています。