三菱商事とJFEエンジニアリングが進めるCO₂パイプライン調査とは
三菱商事とJFEエンジニアリングが進めるCO₂パイプライン調査
株式会社JFEエンジニアリング(以下、JFE)は、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)からマレー半島沖北部におけるCCS(Carbon Capture and Storage)事業に関して、CO₂輸送パイプラインに関する基本的な検討業務を受注しました。この受注は、エネルギーと金属鉱物資源に関する独立行政法人であるJOGMECが委託公募したもので、JFEはその中で三菱商事からの依頼を受けたことになります。
CCS事業の重要性
CCSは、二酸化炭素を回収し、それを地下深くに貯留する技術です。グローバルな脱炭素社会の実現に向けて、特に重要な役割を果たしています。JFEはこの技術を活用し、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献するべく、様々なプロジェクトに取り組んでいます。その中で、CO₂の効率的な輸送方法として、パイプラインの構築が不可欠とされているのです。
今回の業務では、東京湾域から排出されるCO₂をどのように運搬するかを検討していきます。これは、海外におけるCCSのバリューチェーン構築に向けた試みの一環であり、関与する企業はJFEの他にENEOS、JX石油開発、JFEスチール、コスモ石油、日本触媒、PETRONAS CCS Solutionsなど、計7社が名を連ねています。
豊富な経験と最先端技術
JFEエンジニアリングは、これまで数多くのパイプライン建設に携わってきた実績があります。これらの経験を活かし、最先端技術と蓄積された知見を活用することで、効率的で安全なCO₂輸送を実現することを目指します。
この検討では、技術的な観点だけではなく、経済性や安全性、環境への影響など多角的な視点から評価を行います。これにより、CO₂輸送の実現可能性を高め、将来的なCCS事業の成功に繋げることが期待されています。
今後の展望とJFEの取り組み
CCS技術の早期社会実装を目指し、JFEエンジニアリングは各種の技術開発を推進していきます。特に、CO₂削減を達成するための高効率な輸送システムの開発や、長期的な貯留技術の確立などに力を入れていくとしています。
脱炭素社会の実現に向け、企業として大きな責任を担っていることを自覚し、引き続き努力を重ねていくつもりです。これからも、地球環境に配慮した取り組みを進めていくJFEエンジニアリングの活動に注目していきたいところです。
お問い合わせ先
本件に関する詳しい情報や質問は、JFEエンジニアリング株式会社の総務部広報室にお問い合わせください。JFEは、持続可能な未来を目指す取り組みを今後も続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
JFEエンジニアリング株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目一番地
- 電話番号
-