フジタが2024年VE発表会を開催!施工の省力化やコスト削減など多岐にわたる事例を発表
株式会社フジタは、2024年6月28日に「2024年VE(バリューエンジニアリング)発表会」を開催しました。発表会は都内の会場とウェブ会議システムを併用し、フジタ本社や支社、支店、事業部、関係会社などから474名が参加しました。
今回の発表会では、2023年度に報告された545件のVE事例の中から、厳選された26件の事例が発表されました。発表された事例は、建築、設計、管理、営業、設備、土木の6部門にわたっており、施工の省力化・合理化、建築物の機能向上、コスト削減など、多岐にわたる内容でした。
発表会では、組田良則上席執行役員品質・環境本部長(VE推進委員長)が挨拶を行いました。組田氏は、フジタがVEを導入してから56年が経過し、長年培ってきたVEの考え方は、時代に合わせて進化を続けていると述べました。特に近年では、働き方改革や生産性向上、環境問題、DXといった課題に対し、VEが重要な役割を果たしていると強調しました。
発表会では、各部門から優れたVE事例が発表され、活発な議論が交わされました。発表内容は、3DCADを活用した意匠デザインの効率化、内部監査の改善による目標達成、既存鉄骨の実測における手間削減、営工一体の提案による工事受注、土運搬コストの縮減、BIM設計を活用した配管プレハブ化、残土搬入車両集計方法の改善など、多岐にわたっていました。
表彰式では、最も評価が高かった発表に社長賞が贈られました。その他、最優秀賞、優秀賞、環境部門賞、特別賞の各賞が発表され、受賞者には表彰状が手渡されました。
フジタは、今後もVEを積極的に活用することで、顧客への価値向上と課題解決に貢献していくことを目指しています。