PlantStream™️で設計革新
2020-09-07 15:00:06

自律型CAD「PlantStream™️」がプラント設計を革新する理由とは

自律型CADシステム「PlantStream™️」の革新性



株式会社PlantStreamが発表した最新のCADシステム「PlantStream™️」は、プラント設計に革命をもたらす新しい自律型設計ツールとして注目を集めています。このシステムは、エンジニアリング作業の全工程をカバーする三つの主要機能、すなわち「3D Plot Plan Study」、「Auto Pipe Routing」、「Block Pattern」を搭載しています。

1. 3D Plot Plan Study



「PlantStream™️」の一つ目の機能である「3D Plot Plan Study」は直感的な操作が特長です。エンジニアはユニットやパイプラックといった要素をドラッグ&ドロップ方式で簡単に配置できるため、フロースペースの管理が容易になります。加えて、3D表示により風向きや離隔距離を考慮した配置がしやすく、FSやPre-FEED段階での多様なケースの検討が可能になります。この視覚的な操作感は、従来の二次元での作業から抜け出す大きな一歩と言えるでしょう。

2. Auto Pipe Routing



次に紹介する「Auto Pipe Routing」は、圧倒的なスピードで配管設計をサポートします。この機能は、なんと1分間に約1000本ものパイプを自動でルーティングします。配置の並び順や段数を考慮し、流体や接続先に応じた最適なルートを示します。この機能によって、FEEDおよびEPC時の高精度な3Dモデルの確認が早期に実現可能となります。

3. Block Pattern



最後に「Block Pattern」は、限られたスペース内での配管設計が求める施工性や保守性、安全性を考慮した機能です。機器周辺の配管レイアウトのテンプレートを事前に搭載しており、エンジニアは簡単にパラメータを調整するだけで3Dモデルの編集が行えます。この柔軟さは、設計上の多くの要求を解決するための大きな助けになります。

プラント設計における導入メリット



「PlantStream™️」を導入することによって、工期とコストの大幅な削減が見込まれます。プラントの基本設計業務において、空間設計にかかる工数は約80%も削減されるため、従来の約5倍の速度での3Dモデル作成が可能です。

さらに、三次元による配置計画の柔軟な検討により、見積もり精度も向上します。これにより、現場のエンジニアが抱える負担も軽減され、より創造的な業務に集中できる労働環境が実現します。

開発背景と企業概要



株式会社PlantStreamは、千代田化工建設とArentというCAD開発に特化したスタートアップとの合弁会社です。代表取締役の愛徳誓太郎氏は、「旧態依然とした設計手法を打破し、エンジニアが自由に創造性を発揮できる環境を提供したい」と語っています。一方、Co-CEOの織田岳志氏は、「設計にまつわる業務フローを一新し、人間の創造性を引き出すソフトウェアを作る」というビジョンを持っていると言います。

幅広い業界への適用



「PlantStream™️」はEPCコントラクターだけでなく、技術コンサルティング会社や設計会社、機器ベンダーなど、プラントや設備設計に関わるすべての事業者に利用可能です。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れてみてください。

PlantStream公式ウェブサイト

デモ動画はこちらから
製品に関する質問やお問い合わせについても、同ウェブサイトで受け付けています。

会社情報

会社名
株式会社PlantStream
住所
東京都港区高輪3-23-17 品川センタービルディング308
電話番号

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