インバウンド需要活況
2024-01-30 10:00:03

観光復活とともに高まるインバウンド需要、企業の課題も浮き彫りに!

日本で高まるインバウンド需要の実態



コロナ禍が続いた2年間を経て、2022年6月から段階的に再開された訪日外国人の受け入れが、観光業界に新たな息吹をもたらしています。この再開に加え、日本の新型コロナウイルスの分類が5類に移行されたこともあり、街中で外国人観光客の姿を見かける機会が増加しています。円安により、国外からの旅行者がさらに増えるとの予測もあり、インバウンド需要が再度活発化しています。

インバウンド施策の実施状況



株式会社グローバル・デイリーが実施した調査によれば、訪日外国人向けの事業に従事している企業のうち、約9割の従業員がこの1年でインバウンド需要が高まっていると感じています。これは、観光業の回復を感じると同時に、顧客のニーズに対する施策が求められていることを意味します。

調査結果からは、インバウンド施策の重要な項目として、企業の63.4%が「WEBサイトの多言語対応」を挙げており、情報発信の充実が進んでいることがわかります。また、多くの企業がインターネットを通じて外国人向けの情報を発信しており、約9割の応募者が実績を感じていることも明らかになりました。

人材不足と情報収集の課題



しかし、一方でインバウンド施策を担当している人材が少ないことが確認されています。調査によると、5人以下の担当者が最も多く、10人以上存在する企業もありますが、全体としては人手が不足している現状です。また、インバウンド市場に関する情報を収集することができていないと感じている企業が約24%存在し、情報の偏りが懸念されています。

今後の施策強化ポイント



「今後強化したい施策」を尋ねたところ、多言語コンテンツの制作が51.5%を占め、海外メディアとの連携やグローバルPRの強化が続く結果となりました。これは、観光客の多様なニーズに対して迅速に対応する必要性を浮き彫りにしています。

さらに、課題として指摘されたのは、人材不足や情報収集の偏りに加え、外国人の趣向を正確に理解するためのリサーチが不足していることです。

まとめ



今回の調査は、訪日外国人をターゲットにしたインバウンド需要が高まっていることと同時に、企業が抱える人材や情報収集の課題を浮き彫りにしました。施策を進める中で、外国人観光客が求めるサービスを理解し、適切な情報を提供できる体制の構築が急務と言えるでしょう。特に、グローバル・デイリーが運営するウェブメディア『JAPANKURU』のように、多言語での情報発信を強化し、発信力を高めることで、インバウンド需要に応えることが求められています。

このように、現在のインバウンド市場には大きな成長の可能性がある一方で、それを実現するための課題も多く存在しています。

会社情報

会社名
株式会社グローバル・デイリー
住所
東京都台東区東上野4-8-1TIXTOWERUENO13階
電話番号

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