基地局建設の新技術
2021-01-22 14:00:05
ソフトバンク基地局建設に新技術、ポリマテリアルが採用される
ソフトバンク基地局建設に注目の新技術
株式会社AKIBAホールディングスの子会社、株式会社バディネットとNEXTWAY株式会社が開発した「ポリマテリアル®充填工法」が、ソフトバンク株式会社の基地局建設プロジェクトに採用されました。この工法は、5Gネットワークのインフラ整備において特に注目されています。
5Gネットワークの課題と基地局の重要性
5Gが商用サービスとしてスタートしたのは2020年。広い帯域で高速通信が可能とはいえ、特に都市部では基地局を多数設置することが求められています。これは、5Gが高い周波数帯を使用しているため、遮蔽物の影響を受けやすく、電波が遠くに届きにくいという特性があるからです。
日本政府は、社会インフラを利用してこの問題に対処する方針を打ち出しました。具体的には、信号機や道路照明を活用し、既存のインフラをパートナーシップに基づいて開放するというものです。しかし、これらのインフラの老朽化や強度不足が懸念されていました。
ポリマテリアル®充填工法の革新
バディネットとNEXTWAYは、この課題を解決する新たなアプローチとして「ポリマテリアル®」を開発しました。この技術は、既存の支柱にポリマテリアルを充填することにより、その強度を向上させるものです。充填の精度と速度の向上により、作業の安全性が高まり、さらなる信頼性が確保されます。
実際に、ソフトバンクは先進的な基地局の構築において、従来の弱い支柱を補強することで、コストを抑えつつ早期のエリア拡大を図ることができます。
DXとスマートシティへの貢献
デジタルトランスフォーメーション(DX)やスマートシティの推進が目指される中、バディネットは5Gインフラのパートナーとしての役割を果たすことが期待されています。老朽化した社会インフラが抱える課題を解決し、その信頼性を向上させることで、未来の都市づくりに寄与するでしょう。
社会インフラの維持管理の重要性
日本国内の社会インフラの維持管理には膨大な費用が掛かります。国土交通省によると、社会インフラのメンテナンスコストは約5兆円とも推定されています。これを念頭において、「ポリマテリアル®」の充填工法は経済的にも非常に有効であると言えるでしょう。基地局建設にかかるコストの低減や管理の効率化は、これからの重要なテーマです。
まとめ
バディネットとNEXTWAYの「ポリマテリアル®充填工法」がソフトバンクの基地局建設に採用されたことは、5Gネットワークの発展にとって画期的な一歩です。これにより、未来の通信基盤の安定性が高まり、より良いインフラ環境が整備されていくことが期待されます。
この新技術が、どのように社会や都市に影響を与えていくのか、多くの人々が注目しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社AKIBAホールディングス
- 住所
- 東京都中央区築地2-1-17陽光築地ビル6階
- 電話番号
-
03-3541-5068