新合弁会社設立
2025-09-26 12:32:29

農林中央金庫グループと岡三証券が新合弁会社設立を発表

合弁会社設立のテーマ



農林中央金庫グループと岡三証券グループは2025年9月30日に、合弁会社「オーナーズクラス株式会社」を設立することを発表しました。この新会社は、個人の資産形成を支援するために設立され、企業型確定拠出年金(企業型DC)の普及に向けた重要なステップとなることでしょう。

合弁会社設立の背景と目的



近年、日本では「資産運用立国」を目指す動きが見られます。特に、NISAやiDeCoと並んで企業型DCへの関心が高まっており、特に中小企業の従業員にとって非常に重要な選択肢となっています。しかし、現状では中小企業における企業型DCの普及はまだ道半ばであり、さらなる啓発が求められています。このため、両社は従業員が少人数からでも参加できる企業型DCプラン「オーナーズクラス(OCプラン)」を導入し、中小企業や団体へのサポートを強化することを決めました。

2024年5月には業務提携契約を結び、OCプランの詳細を多くの企業に提案していく予定です。多くの方々から期待を寄せる中、この合弁会社の設立はその運営体制を更に強化するものです。両社は、貯蓄から投資へのスムーズな移行を助けるため、多くの人々に向けたプランを提供する意向を持っています。

新設会社の概要



  • - 商号: オーナーズクラス株式会社
  • - 所在地: 東京都千代田区内幸町2-2-3
  • - 代表社員: 酒見 直秀
  • - 事業内容: 金融関連業務
  • - 資本金: 出資総額6億円 (資本金3億円、資本準備金3億円)
  • - 設立年月日: 2025年9月30日
  • - 資本関係: NVICが60%、岡三証券グループが40%の株式を持ち、両者は人的関係においても協力体制を構築します。

この新会社は、企業型DCの普及を目指し、多くの中小企業と従業員にアクセスを提供します。それにより、参加者の資産形成を促進するでしょう。

影響と今後の流れ



新会社設立は加入している企業や従業員への影響を最小限に抑えるよう配慮されています。加入者から預かっている拠出金の管理体制に変更はなく、参加する企業に新たな事務負担をかけることはありません。今後、運営管理体制に関する詳細は順次、加入者らへ案内される予定です。

また、オーナーズクラス株式会社は、岡三証券と協力し、2026年2月頃の事業開始を予定しています。関係当局からの登録や認可を得ることが前提ですが、今後のスケジュールは状況に応じて変更される可能性があります。

中長期的な展望



この新しい取り組みは、農林中央金庫と岡三証券グループの業績向上に貢献することが期待されていますが、設立当初は業績に直接的な大きな影響を与えるものではありません。長期的には、より多くの中小企業とその従業員がこのプランを利用し、資産形成を加速させることで、経済全体への波及効果も期待されます。

会社情報



  • - 農林中央金庫: 農業協同組合を会員とする金融機関として1923年に設立。
  • - 農林中金バリューインベストメンツ: 長期投資を戦略として持つ運用会社。
  • - 岡三証券グループ: 1944年創業の金融持株会社。

お問い合わせ先



詳しい情報については、農林中央金庫または岡三証券の各広報部署へお問合せください。


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会社情報

会社名
農林中金バリューインベストメンツ株式会社
住所
東京都千代田区内幸町二丁目2番3号日比谷国際ビル14階
電話番号
03-3580-2040

トピックス(経済)

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