代官山のテリーヌの魅力に迫る
東京・代官山に位置するフレンチレストラン「レザンファン ギャテ」は、2007年に開業し、瞬く間に名門の座を確立しました。シェフ松澤直紀の手掛けるテリーヌは特に評価が高く、フランス料理の技術を基にした美しい盛り付けと独創的な味わいが特徴です。テリーヌは、単なる料理ではなく、小宇宙のように詰め込まれた創造性であり、食べる人々の心を揺さぶります。
このたび、そんなテリーヌの魅力を一冊にまとめた『愛蔵版 レザンファン ギャテのテリーヌ』が、2024年12月12日に発売されることが決まりました。
テリーヌのバリエーション
本書では、松澤シェフが自らの経験と技術を駆使して創り上げた多彩なテリーヌのレシピが紹介されています。季節感あふれる旬菜テリーヌは、フレンチのテクニックに和の食材を活かし、食卓に四季を感じさせる一品に仕上がっています。例えば、サーモン、じゃがいも、トリュフを用いたテリーヌは、見た目にも美しい芸術作品のよう。
また、テリーヌは前菜や主菜に留まらず、デザートとしてのレシピも充実しています。季節ごとのフルーツやショコラを用いたデザート・テリーヌは、午後のお茶の時間を特別なものにしてくれます。「ブルーベリーとオーキッドのヨーグルトパルフェ、テリーヌ仕立て」など、その華やかなコーディネートはため息が誘われます。
5つの章に分かれる構成
本書は全体を5つの章に分けており、それぞれに異なるテーマが設定されています。
- - 四季を感じる旬菜テリーヌ
- - 伝統の一皿をモダンなテリーヌに再構築
- - リエットとパテ)
- - デザート・テリーヌ
- - テリーヌを楽しむ食卓演出
このように、テリーヌについての奥深さや独自の楽しみ方が、レシピとともに詳しく解説されています。
シェフ松澤直紀の経歴
松澤直紀シェフは、1970年に生まれ、武蔵野調理師専門学校を卒業後、数軒のフレンチレストランで修業を重ねました。2007年に「レザンファン ギャテ」をオープンし、以来シェフとしてその腕前を振るってきました。彼の手掛ける料理は、プロ向けの講習会でも人気を博し、多くの料理人たちに影響を与えています。
まとめ
読者はこの一冊を通じて、テリーヌの多様性やその楽しみ方に触れることができるでしょう。フレンチ料理の技術を基にしつつ、日本の食材や季節感を取り入れたテリーヌは、ただの料理ではなく、ひとつの芸術作品です。おしゃれな代官山のレストランの味を、自宅で再現できるチャンスを提供するこの本に、ぜひご期待ください。
書誌情報
- - 著者: レザンファン ギャテ
- - 発売日: 2024年12月12日
- - 定価: 3,300円(税込)
- - 仕様: B5変型判/176ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社