第1回クレバリーホーム設計コンペ結果発表
株式会社クレバリーホームは、外装材「スクラッチブリックタイル」を活かした新しい木造住宅の可能性を模索する「第1回クレバリーホーム設計コンペ」の結果を公開しました。このコンペは、若手建築家や建築系学生の創造力を引き出すことを目的にしたもので、初めて社外公募形式で実施されました。全国から74件の登録があり、その中から46件の応募がありました。そのうち審査対象となったのは45作品で、全てが自由で創造性に富んだ提案でした。
審査体制と特別審査員の役割
本コンペの審査には、建築家の内山里江氏が特別審査員として参加しました。彼は、フジテレビの番組『ホンマでっか!?TV』に登場し、広く知られている存在です。また、クレバリーホームの代表取締役である松田芳輝氏、常務取締役の菊間文弥氏、そしてコンテスト事務局の代表である佐藤雄天氏が総合審査を行い、独創性や実現性など多角的に評価されました。
受賞作品の紹介
最優秀賞
- - 「LIGHT DEVICE TILE HOUSE」(三浦和俊)
この作品は、昼と夜で異なる光と影の表情を引き出す“光の装置”として設計されました。スクラッチブリックタイルを外皮として利用し、機能と美を兼ね備えた立体的なファサードを提案。
優秀賞
- - 「この家ちょっと気分屋なんです。」(小林弘真、五十嵐功、若松瑠冴)
MBTI性格分類にインスパイアされ、家族それぞれの内面を空間や壁面パターンに表現した作品。多様な暮らしを有機的に構成した建築が評価されました。
- - 「『えんがわ通り』がつなぐかく家族」(木口伊武輝、中塚がく)
個室を建物と見立て、縁側のような半外部空間でつなぎ、家族の新しいつながりを提案した作品。
入賞作品
可動ルーバーとしてスクラッチブリックタイルを設計し、光と影を動的にコントロールする住宅デザインが特徴。素材の魅力とパッシブ性能の融合が評価されました。
評価と意義
各提案には、スクラッチブリックタイルへの深い理解と未来の暮らしへの明確なビジョンが詰まっており、今後の住宅作りに新たな視点を提供してくれるものでした。
今後の展望
受賞作品のアイデアや着眼点は、モデルハウス設計や商品企画、販促コンテンツの開発に活用される予定です。また、若手建築家や学生にとっても実務を想定した経験を積む機会となり、今後の成長を促進するものになることが期待されています。
クレバリーホームの理念
クレバリーホームは、メンテナンス性、耐震性、健康性能を重視し、高品質の住まいを全国に提供している企業です。汚れを防ぎ、雨で自動的に洗浄される外壁タイルや、阪神・淡路大震災の2倍の揺れに耐える耐震構法など、さまざまな面での挑戦を続けています。これからも、次世代の建築家と共に「素材と暮らしの新しい関係」を探求し、豊かな住まいの可能性を提供していくでしょう。