AUSIEXがCXoneを導入し、顧客体験を刷新
オーストラリアに拠点を置くAUSIEXが、NICEのクラウド型コンタクトセンターソリューション「CXone」を導入しました。これにより、運用能力が強化され、顧客エンゲージメントが大幅に向上しています。AUSIEXは金融業界においてホールセール取引ソリューションを提供する主要なプロバイダーであり、顧客と市場を効果的に結びつけることが求められていました。
導入の背景
2020年に野村総合研究所(NRI)の傘下に入ったAUSIEXは、さらなる事業展開に向けた変革を進めています。多様なニーズに応えるためには、信頼性が高く、拡張性のあるCXソリューションが不可欠でした。そこで、AUSIEXは多くのプロバイダーを検討し、機能の包括性や統合のしやすさからCXoneを選択しました。
CXoneの導入効果
CXoneを導入することで、AUSIEXは顧客対応の幅を広げ、インバウンドコールからウェブチャット、さらにはコールバック機能を含むダイナミックなオムニチャネルアプローチへとシフトしました。この変化は、サービスレベルの向上だけでなく、運用の効率性や柔軟性も同時に高めました。AUSIEXの技術基盤における大きな転機を示すものであり、競争が激化する市場の中で顧客に優れたサービスを提供するための戦略とも一致しています。
AUSIEXのCX・マーケティング責任者のBrett Grant氏は、「CXoneの導入により、顧客対応能力が飛躍的に向上しました」と述べています。このプラットフォームのおかげで、業務は合理化され、顧客の行動や嗜好についてより深い洞察が得られるようになりました。
データ分析と顧客エンゲージメントの向上
特に重要なのは、CXoneが提供するデータ分析とレポーティング機能だったことです。AUSIEXはこれを活用することで、手作業が多かったプロセスから自動化されたリアルタイムのレポート作成に移行しました。この結果、顧客に対するさらなる理解が進み、顧客エンゲージメントは33%増加しました。これにより、AUSIEXは顧客フィードバックを得ながらサービス改善を進めることが可能になりました。
継続的な改善とイノベーション
CXoneの導入は、AUSIEXに継続的な改善とイノベーションの強固な基盤をもたらしました。今後もAUSIEXはサービスの提供を拡大し、市場の要求に応じた迅速な対応を行っていくことでしょう。NICEのインターナショナルプレジデント、Darren Rushworth氏も「NICEはAUSIEXとの連携を通じて、顧客ニーズに応じた最適なサービス提供を実現することに尽力しています」とコメントしています。
結論
AUSIEXのCXone導入は、顧客サービスとイノベーションへの結束したコミットメントを反映しています。新たなテクノロジーを通じて、顧客との関係を強化し、持続可能な成長を目指すAUSIEXの姿勢は、今後のビジネス展開においても注目されることでしょう。NICE CXoneによって、AUSIEXは今後も顧客体験の改善に向けて進化し続けていきます。